August 27, 2020
【GALLERY】「もうひとつの〈バウルを探して〉『バウルを探して〈完全版〉』刊行記念 中川彰写真展」
2020年9月5日(土)〜9/22(火)
@スタンダードブックストア 2Fギャラリー
「もうひとつの〈バウルを探して〉
『バウルを探して〈完全版〉』刊行記念
中川彰写真展」
『バウルを探して〈完全版〉』刊行記念
中川彰写真展」
三輪舎サイトは こちら
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本屋稼業も33年になる。百貨店の本屋から始まって、まちの小さな本屋、所謂郊外型の本屋、そういえばエロ本屋もやった。そしてスタンダードブックストア。
ある時、友人であるgraf代表の服部さんに『中川さんはいつも実験をやり続けてるように見える』と言われた。
常に違うもの、もっとオモロイものがあるはずだとある種強迫観念にとらわれたような感じで『次』を求めてきた(のかもしれない)。
それは
自分には何ができるのか?
自分が社会に貢献できることはなんなのか?
と問うてきたような気もするが、
本当は
自分がやりたいことは何か?
であり、
自分がオモロイと思えることしかやりたくない
である。
自分自身に正直に生きることであり、それこそが自分が社会に貢献できることではないか?
60間近になってもそれを求めてあがいている。
何年か前に川内有緒さんに心斎橋のスタンダードブックストアで会った。その時は開高健ノンフィクション賞を受賞した『空をゆく巨人』(この本めちゃくちゃ面白いのでこちらもぜひご一読を!)の話がメインだったが、『バウルを探して』が全く増刷されなくて品切れのままだということも聞いていた。
そのバウルが完全版として、再び単行本として刊行されることになり、新しいスタンダードブックストアで仕入れた。彼女に仕入れたことをメッセージしたことから今回の展示につながった。三輪舎・中岡さんの発行で、装丁は矢萩多聞さん。いずれも何度か心斎橋でイベントをしてもらったので話が早い。
スタンダードブックストアは
自分を取り戻したり
前向きになったり
できる場所でありたいと願っている。
本書によるとバウルとは『風を探す』という意味だそうだ。
風を探した行先は、
私なりの解釈では『自分が生きる場所』『自分が輝く場所』
著者は『あとがきにかえて』で
翻ってみると、バウルが私に教えてくれたことは、常に「自分は何者なのか」を問い続けることだったよね。それは、別に職業とか正業の問題じゃなくて、自分の中に旅して、心の声を聞くこと。しがらみや束縛から自由になって、自分の可能性を信じて生きること。憎しみや無関心ではなく、愛する人生を選ぶことだったと思う。
と書いている。
今回の展示では、著者の盟友である写真家の中川彰さんが生前フィルムで撮影し、自分自身の手で暗室で一枚ずつ焼きつけていったオリジナルの写真を展示する。今多くの日本人には失われてしまった目に宿る生命力を感じ、バウルの静かに語りかけてくるような声が聞こえるかもしれない。
そして、ポストカードセット、山小屋特製の複製版プリントBOX(限定100個)、バウルの詩の特製カード(限定100部)も販売も見逃せないはず。
今回の展示が、浮ついた「自分探し」ではなく、人が前向きになることの一助になればこれほどうれしいことはない。
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場所:@スタンダードブックストア2Fギャラリー
(06-6796-8933)
期間:2020年9月5日(土) 〜 9/22(火)
定休日:火曜日(9/22は除く)
営業時間:月〜土…12時〜21時
日祝 …12時〜20時
三輪舎サイトは こちら
ある時、友人であるgraf代表の服部さんに『中川さんはいつも実験をやり続けてるように見える』と言われた。
常に違うもの、もっとオモロイものがあるはずだとある種強迫観念にとらわれたような感じで『次』を求めてきた(のかもしれない)。
それは
自分には何ができるのか?
自分が社会に貢献できることはなんなのか?
と問うてきたような気もするが、
本当は
自分がやりたいことは何か?
であり、
自分がオモロイと思えることしかやりたくない
である。
自分自身に正直に生きることであり、それこそが自分が社会に貢献できることではないか?
60間近になってもそれを求めてあがいている。
何年か前に川内有緒さんに心斎橋のスタンダードブックストアで会った。その時は開高健ノンフィクション賞を受賞した『空をゆく巨人』(この本めちゃくちゃ面白いのでこちらもぜひご一読を!)の話がメインだったが、『バウルを探して』が全く増刷されなくて品切れのままだということも聞いていた。
そのバウルが完全版として、再び単行本として刊行されることになり、新しいスタンダードブックストアで仕入れた。彼女に仕入れたことをメッセージしたことから今回の展示につながった。三輪舎・中岡さんの発行で、装丁は矢萩多聞さん。いずれも何度か心斎橋でイベントをしてもらったので話が早い。
スタンダードブックストアは
自分を取り戻したり
前向きになったり
できる場所でありたいと願っている。
本書によるとバウルとは『風を探す』という意味だそうだ。
風を探した行先は、
私なりの解釈では『自分が生きる場所』『自分が輝く場所』
著者は『あとがきにかえて』で
翻ってみると、バウルが私に教えてくれたことは、常に「自分は何者なのか」を問い続けることだったよね。それは、別に職業とか正業の問題じゃなくて、自分の中に旅して、心の声を聞くこと。しがらみや束縛から自由になって、自分の可能性を信じて生きること。憎しみや無関心ではなく、愛する人生を選ぶことだったと思う。
と書いている。
今回の展示では、著者の盟友である写真家の中川彰さんが生前フィルムで撮影し、自分自身の手で暗室で一枚ずつ焼きつけていったオリジナルの写真を展示する。今多くの日本人には失われてしまった目に宿る生命力を感じ、バウルの静かに語りかけてくるような声が聞こえるかもしれない。
そして、ポストカードセット、山小屋特製の複製版プリントBOX(限定100個)、バウルの詩の特製カード(限定100部)も販売も見逃せないはず。
今回の展示が、浮ついた「自分探し」ではなく、人が前向きになることの一助になればこれほどうれしいことはない。
スタンダードブックストア
中川和彦
中川和彦
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「もうひとつの〈バウルを探して〉
『バウルを探して〈完全版〉』刊行記念
中川彰写真展」
『バウルを探して〈完全版〉』刊行記念
中川彰写真展」
場所:@スタンダードブックストア2Fギャラリー
(06-6796-8933)
期間:2020年9月5日(土) 〜 9/22(火)
定休日:火曜日(9/22は除く)
営業時間:月〜土…12時〜21時
日祝 …12時〜20時
三輪舎サイトは こちら