スタンダードブックストア

当時、年に一度取引先（取次）の懇親を兼ねた一泊旅行があった。基本的に大勢で集まることが苦手な僕はその会には義務的に参加し（様々な報告会やゲスト登壇者の講演などはすべて無視して懇親会直前に到着するようにしていた。なんなら到着しているのに先にひとっ風呂浴びて懇親会まで部屋でビール飲んでいた。自分にとって特にはプラスにはならない会だという判断。）、その前日か翌日に仲のいい出版社（５〜１０名）ともう一泊するのだけが楽しみだった。義理でゴルフをするのも断っていた。

４、５００人も集まるので開催できる宿は自ずと決まっていて、その町一番のホテルとなる。一度に用意する料理が半端な数じゃないのでおいしいはずもなく、毎回宿には何も期待しない。その分プライベートでプラスするもう一泊は気合が入る。

６年前の開催は能登。その年は皆さん忙しいようで参加者は中央公論新社役員、最近お騒がせの幻冬舎営業と僕の３人だけ。宿の選択は僕に任せてもらった。どういうふうにネットでその宿を見つけたのかは覚えていないが、なぜかいい宿である手応えはあった。取次の会の翌朝和倉温泉・加賀屋を発ち列車で穴水まで行き（いつの間にかその先は廃線になっていた）、急ぐ旅でもなく海沿いを走りたかったので穴水駅からバスに長時間揺られて到着したのがその宿、ふらっと。素朴で見晴らしのいい風呂、イタリアンの夕食、能登伝統料理の朝食と素晴らしかった。番組を観た方ならお分かりいただけると思う。後で知人から『さんなみでしょ』と言われても何のことか全くわからなかったくらい僕には宿についての予備知識はなかった。女将さんの祖父母が始められた民宿『さんなみ』は知る人ぞ知る存在だったそうだ。


で、（めちゃ話長いけど、、、）
自宅の本を整理していたら（店の本の整理まだやってます^^;）出てきたのが『いしりと能登暮らし』。宿のおかみさんから自費出版したからよかったら売ってくださいと言われていたのに諸事情でほったらかしになっていたので、すぐに発注した。情熱大陸で紹介されるとは、、、


それがこの本！
能登愛に溢れてる！





とにかく『いしり』！























この本にも書いていますが、いしりは日本の三大魚醤のひとつで旨味成分が最も多く、製造量も最大。






番組で紹介されたので『ふらっと』には予約が殺到することが想像に難くない（僕も再訪したいけど、、、。僕のルーツは能登と聞いている。）。予約できなかった方はこの本で『ふらっと』を味わい、料理にも挑戦してみてはいかが？


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
お買い求めは通販で　




能登は発酵王国！
てことでこちらもいかが？
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
お買い求めは通販で