June 18, 2019
【BLOGNOYOHAKU】小倉ヒラクくんのAmazonで本を売らない選択
先月有難いことに突如小倉ヒラクくんに岡山県の日生に行かないかと誘われた。翌日から福山の田島に行く予定だったので快諾!
SAGYOの岩崎恵子さん、西粟倉村に住む日本酒スペシャリスト、酒うららの道前理緒さんという二人の素晴らしい女性を紹介していただくというおまけ付。
楽しすぎる旅だった。
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夕方日生到着後宿でひとっ風呂浴びてヒラクくんの『日本発酵紀行』にも出てくる天坊へ。
まずはやっぱり『ままかり』ね。
鰆。申し訳ないけど一応魚のオンパレード載せます。
ベカ(ベイカ)とミミイカを酢味噌で。
ダイチョウ(ひいらぎ、けっけ)の煮つけ。
シャコ刺。
イシモチジャコ(天竺鯛)の唐揚げ。
こふぐ(やったかな?)
野菜もね。
魅力的なメニュー満載。ヒラクくんは『日本発酵紀行』取材時に天坊を訪れた際に再訪すると約束していたので、どうしてもここに来る必要があったのです。
あっ、締めは雑炊。うま過ぎてすまんのう。
で、ようやく本題です。
4人で楽しんだ後いつもの僕の悪い癖でもう一軒ヒラクくんを誘ったのだった。
そこで彼の新刊『日本発酵紀行』の話になり、売れ行き良好でまた増刷するということを聞いた。
(関連記事→こちら)
この本は日本全国を歩き回っているわけだからとても経費がかかっていて本づくりも大変だったのだけれど、本の売り方も大変というかとてもチャレンジング。
発売前から、というより本の内容が固まっていない段階で予約を受け付けはじめ、それが数千部集まり、まだ売っていないのにも関わらず増刷となった。
はっきり言って凄いことです!
渋谷での展覧会開催のためのチーム編成、イベントはじめ広報活動やこれまでの人脈等々とてつもない努力が実ったということ。
さらに流通にもチャレンジしていて、本屋のみならず、居酒屋、カフェ、味噌屋等々様々な場所で販売しているらしい。出版業界で俗にいう通常ルート『出版社→取次(卸)→本屋』以外が結構多いのだ。
ヒラクくんとはこれまでも出版業界の閉塞感の話を良くしていたのだが、読者に最も近い本屋に元気がないということが問題だという話になった。これは酒販店と似ているらしい。価格も拘束されていて利益率も低い。これでは元気にならないわけだということで出版社との直接取引で本屋の取り分を多くしたらどうだとなった。本屋からすると支払いが面倒な面もあるし(スタンダードブックストアでは雑貨仕入で慣れていたけど)、出版社側も配送が手間だったりそもそも売掛金回収面で不安もある。でもそれを乗り越えていこうということ。何も変わらないのに良くなることはない。当たり前の話。
そして色々話したあと彼が『この本をAmazonで売るのをやめようと思うんだけど、中川おじさんどう思う?』と聞いてきた。これまでの話からこれは本を出版して売るだけの話ではなくて本を通して様々な人たちとの関係づくりだなと気付き、『いいんじゃない』と中川おじさんは答えた。
もちろん酔っぱらった勢いで行ったわけではない。
僕は元々出版、本を世に出すということの周辺にはもう少しいろんな引っ掛かりがあるはずだという思いを持っていた。
本をつくって、流通に乗せて、並べているだけでは、まだまだ身以外にもおいしいところがあるのに味わわずに捨てているような感じで、もっと本を骨までしゃぶればいいのになあ、と。
ヒラクくんの提案はこの実践ではないか!ということなんだけど、あとでよくよく考えると責任重大。関連の出版イベントの終わる8月末まではAmazonで売らないことは決まってるので、今からでも売ってやろうというお店は本屋であろうがなかろうがぜひ発注してね!
そして、買ってね!
(関連記事→こちら)
で、
中川おじさんも
実は『日本発酵紀行』を仕入れております!
販売しております!
先日もライターさんから『「日本発酵紀行」を中川さんから買いたい!』という連絡をいただいた!
連絡いただいたらヒラクくんの話をおまけにつけて販売するよ!(貴重な話かもよ!)
メッセンジャーでもDMでもメールでもなんでも待ってまする!
『日本発酵紀行』読んでみて!
まあ、とにかくこの本読んで損はないからね!
発酵を通して、自分の身の回り、地元、そして日本に思いを巡らせるのも悪くないよ!
そして、売ってみようという方は連絡してみて!
まずはやっぱり『ままかり』ね。
鰆。申し訳ないけど一応魚のオンパレード載せます。
ベカ(ベイカ)とミミイカを酢味噌で。
ダイチョウ(ひいらぎ、けっけ)の煮つけ。
シャコ刺。
イシモチジャコ(天竺鯛)の唐揚げ。
こふぐ(やったかな?)
野菜もね。
魅力的なメニュー満載。ヒラクくんは『日本発酵紀行』取材時に天坊を訪れた際に再訪すると約束していたので、どうしてもここに来る必要があったのです。
あっ、締めは雑炊。うま過ぎてすまんのう。
で、ようやく本題です。
4人で楽しんだ後いつもの僕の悪い癖でもう一軒ヒラクくんを誘ったのだった。
そこで彼の新刊『日本発酵紀行』の話になり、売れ行き良好でまた増刷するということを聞いた。
(関連記事→こちら)
この本は日本全国を歩き回っているわけだからとても経費がかかっていて本づくりも大変だったのだけれど、本の売り方も大変というかとてもチャレンジング。
発売前から、というより本の内容が固まっていない段階で予約を受け付けはじめ、それが数千部集まり、まだ売っていないのにも関わらず増刷となった。
はっきり言って凄いことです!
渋谷での展覧会開催のためのチーム編成、イベントはじめ広報活動やこれまでの人脈等々とてつもない努力が実ったということ。
さらに流通にもチャレンジしていて、本屋のみならず、居酒屋、カフェ、味噌屋等々様々な場所で販売しているらしい。出版業界で俗にいう通常ルート『出版社→取次(卸)→本屋』以外が結構多いのだ。
ヒラクくんとはこれまでも出版業界の閉塞感の話を良くしていたのだが、読者に最も近い本屋に元気がないということが問題だという話になった。これは酒販店と似ているらしい。価格も拘束されていて利益率も低い。これでは元気にならないわけだということで出版社との直接取引で本屋の取り分を多くしたらどうだとなった。本屋からすると支払いが面倒な面もあるし(スタンダードブックストアでは雑貨仕入で慣れていたけど)、出版社側も配送が手間だったりそもそも売掛金回収面で不安もある。でもそれを乗り越えていこうということ。何も変わらないのに良くなることはない。当たり前の話。
そして色々話したあと彼が『この本をAmazonで売るのをやめようと思うんだけど、中川おじさんどう思う?』と聞いてきた。これまでの話からこれは本を出版して売るだけの話ではなくて本を通して様々な人たちとの関係づくりだなと気付き、『いいんじゃない』と中川おじさんは答えた。
もちろん酔っぱらった勢いで行ったわけではない。
僕は元々出版、本を世に出すということの周辺にはもう少しいろんな引っ掛かりがあるはずだという思いを持っていた。
本をつくって、流通に乗せて、並べているだけでは、まだまだ身以外にもおいしいところがあるのに味わわずに捨てているような感じで、もっと本を骨までしゃぶればいいのになあ、と。
ヒラクくんの提案はこの実践ではないか!ということなんだけど、あとでよくよく考えると責任重大。関連の出版イベントの終わる8月末まではAmazonで売らないことは決まってるので、今からでも売ってやろうというお店は本屋であろうがなかろうがぜひ発注してね!
そして、買ってね!
(関連記事→こちら)
で、
中川おじさんも
実は『日本発酵紀行』を仕入れております!
販売しております!
先日もライターさんから『「日本発酵紀行」を中川さんから買いたい!』という連絡をいただいた!
連絡いただいたらヒラクくんの話をおまけにつけて販売するよ!(貴重な話かもよ!)
メッセンジャーでもDMでもメールでもなんでも待ってまする!
『日本発酵紀行』読んでみて!
まあ、とにかくこの本読んで損はないからね!
発酵を通して、自分の身の回り、地元、そして日本に思いを巡らせるのも悪くないよ!
そして、売ってみようという方は連絡してみて!