スタンダードブックストア

先月だったかホームレス小谷に誘われて飲みに行った。誘われてと言ってもご存じのように僕が金を出すのだが。なぜかしらうまく人の懐に入り込んでくる小谷くんとの付き合いもぼちぼち長くなったような気がするが、彼の成長ぶりは目を見張るものがある。話す言葉の一言一言が結構まともで、ためになることが多い。ホームレスの言葉に感心するなんておかしな話だし、悔しい感じもする。でも本当だから仕方がない。そんな彼の凄いところは西野亮廣さんの言ったことを真に受けてそのまま実践するところだ。本当に言われた通りにする。何にも足さないし、引かない。常々思っていたが、果たしてその夜もそのままだった。つまらないプライドから解放されているので素直に言われた通りにできる。これは才能だなと思った。







それからしばらく経過して西野さんがスタンダードブックストアにサイン本づくりに来てくれた夜、打ち上げに行った。こちらはいつものように西野さんの驕りだ。同行者は吉本新喜劇の佐藤太一郎くん。彼もまた西野亮廣の行動をよく観察し真似するし、アドバイスを素直に聞く。そして小谷くん同様ここ最近着実に進歩していて結果が伴ってきているようだ。彼はとっても不器用だが、暑苦しいほどのエネルギーが人を惹き付ける。小谷くん同様見習うべき点が多い男だ。裏表がなく、彼も変なプライドに支配されてはいない。

二人に共通しているのは、素直にそのまま人の言うことを聞き入れ、行動を完全にコピーしていること。変に自分の個性を加味する、なんてしないことが肝要。最初からアレンジを加えると結果は無残なものになる。中途半端に賢い奴はこの落とし穴にはまる。これはどこかで習ったなと思ったら、チェーンストア理論を学んでいた頃の講義だ。僕は今ではチェーンストアとは真逆のような店を運営しているが、30〜40歳の頃はせっせとチェーンストアのセミナーに通っていた。セミナー代に年間200万円以上使うこともあった。『アメリカのお手本になる店を完全にコピーせよ。いいとこ取りをするのではなく、全てをコピーせよ』そんな教えだった。ファミレスもスーパーマーケットもホームセンターも最初はテーブルの高さ、通路幅、天井の高さ、什器の寸法等々全てアメリカの実物を実測していて、それをコピーした賜物だ。今は亡きフレンドリーの創業者がアメリカのデニーズ（だと思う）でメジャーを使って測っていたという話を何度も聞いたし、ミスターマックスの創業者はウォルマートで何度も注意されながらも実測するので、とうとうあいつは仕方がないと当時世界一の小売業に諦めさせたそうだ。今大企業になっているところに共通するのは素直な心であるはずだ。素直であるからセミナー講師の言うことを真に受けて、鋭い観察力で日本には存在しなかったチェーンストアをコピーし、今がある。


坪田信貴『才能の証明』を読んでいたら、同じようなことが書いてあった。
気になる方は、第2章「能力」を「才能」へ　をお読みください。『守破離』という言葉を使ってわかりやすく説明したり、『動画撮影』の重要さを解いています。

絶対この本読んだ方がいい！
今まで何となくすっきりしなかったことが、ストンと腹に落ちますよ！
とっても読みやすい。

才能は誰にでもあります。
でもそれを活かすのは自分自身。
思考停止に陥らないで磨いていきましょう！


そしてなんと！坪田信貴さんがスタンダードブックストア心斎橋でトークしてくださるのです。
しかも単独トーク！
これは聞くしかない！
はっきり言って聞かないと後悔します！

坪田さんは西野亮廣さんの紹介で一度お会いしたことがあるが、僕の頭の回転が彼の頭の回転の周回遅れだったので、時差のある会話のようになってしまった。
なので僕もお会いできるのをとてもとても楽しみにしているのです。
今回は少しは彼の回転に追いつきたいと思います。



坪田さんのイベント
【EVENT】12/11(火)19:30 「ビリギャル」の坪田先生は、“才能とは何か”、その秘密を知っている！

「ビリギャル」の坪田先生は、
“才能とは何か”、その秘密を知っている！
その見分け方も、能力の伸ばし方も、教えてもらっちゃおう！

『才能の正体』刊行記念坪田信貴トーク

詳細は　→　こちら