July 17, 2018

【EVENT】8/17(金) 『今の時代の民藝とは』鞍田崇(哲学者)x服部滋樹(graf )x松井利夫(アーティスト)

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2018年8月17日(金)19:30〜
@スタンダードブックストア心斎橋(参加費:¥2,000)

イベントへのご参加の前に必ずこちらをご確認下さい。

『今の時代の民藝とは』
鞍田崇(哲学者)x服部滋樹(graf代表)x松井利夫(アーティスト)

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ある日一本の電話がありました。『スタンダードブックストアでイベントをしたいのですが、条件を教えてください。』と言うような内容。いろいろ聞いてみると電話の相手は、僕が普段から懇意にしているgraf代表の服部さんの教え子=京都造形芸術大学の院生であることがわかり、イベント内容を伺うと民藝の話で、鞍田さんも登壇するではないか。この学生は登壇者に謝礼と交通費も払い、さらにスタンダードブックストアに会場費も支払うつもりだったのです。相当な額になるので、学生にそんなリスクを負わせることはできないと考え、ディレクションはこの学生にお願いし、お金の心配はないようにすることにしました。

そんな学生河野さんの想いが詰まったイベントです。
河野さんにはできる限り前面に出てもらい、彼女の顔が見えるイベントにしたいと思います。
皆さん、ぜひお越しください!

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「丁寧な暮らし」という言葉が流行り、それと連動するように「民藝ブーム」ともいわれている一方で、正直なところ私にとって民藝品や工芸品は身近なものとは捉えにくいところがあります。

それはなぜでしょうか?

今の時代の生活から離れてしてしまった、遠い存在なのかもしれません。

そもそも「民藝」と聞くと皆さん何を思い浮かべますか?
古い器?地方のお土産品?

1920年代、日本がどんどん工業化していく中で柳宗悦によって作られたこの言葉は、その時代のアンチテーゼでした。
この言葉を私は「自分の価値観でモノを選ぶこと」だと考えています。


では現代における民藝とは、一体どういうことなのか。
アートと民藝の境界線とは?

そのことを、アーティストの松井利夫さん、哲学者の鞍田崇さん、クリエイティブディレクターの服部滋樹さんをゲストにお呼びし、3名それぞれの専門分野からの視点で紐解いていきます。

民藝や伝統工芸といったものに興味がある方も興味がない方も、ものづくりをされている方もそうでない方も、ぜひ様々な専門分野の方にご参加いただければ、と思います。
今回のトークイベントでは、皆様からの質問も受け付けております。

民藝に関することでお聞きしたいことがあれば、
mingei.to@gmail.comまでご連絡ください。
8/15(水)まで受け付けます。

日本の伝統産業や工芸を次世代に伝えるために、民藝の思想を用いてミレニアル世代以降に向けたワークショップやイベントの企画を行なっています。
民藝とは、民藝品そのもののことを指すのではなく、時代の流れに逆らって自分の価値観でモノを見つめた「思想」だと捉えています。
誰かの「いいね」に価値基準を預けず、自分でいいと思ったものをいいと言えること、子どもの頃に伝統産業や工芸品に触れることによって、将来大人になった時に購入の選択肢の一つとなることを目的に活動をしています。

京都造形芸術大学大学院
芸術研究科デザイン領域修士2年
河野ひかる


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【鞍田崇さんからのメッセージ】
子どものころ、ボーイスカウトに入っていました。当時バイブルのような存在だったのが、『冒険手帳』。巻頭にこんな言葉があります。「この本で冒険というのは、あなた任せの生き方ではなく、自分の頭で考えるということなのだ」と。

大学に入って、哲学を学び、ドイツ語では「哲学する(philosophiren)」という動詞があること、それが「自分の頭で考えること(selbst denken)」を意味することを知りました。僕の冒険は続いていました。

民藝もまた僕にとっては、そんな冒険の舞台です。

民藝をめぐる、僕の問いはずっと変わりません。「いまなぜ民藝か」。民藝そのもの以上に、民藝に寄せられる「共感」に関心があるから。そこから透かし見える、社会の道筋をつかみたくて。見えてくるのは、リアリティの形。それを、この場でもまた、探りたいと思っています。
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【松井利夫さんからのメッセージ】
「用の美」の向こうにあるもの
使い込まれた道具が美しいように住み継がれた家や町並み、世話の行き届いた田畑は人の営みと自然が作り上げた美しい時間の彫刻です。「用の美」という言葉はモノや機能の美しさだけでなくそれを使う人びとの所作やその結果生まれた風景をも含む調和の美しさを指す言葉としてとらえた方がしっくりきます。毎年増える小じわも仕事で変形してきた指も、白くなった髪も、使い込まれた身体の「用の美」ですし、使いすぎて役に立たないしゃもじや雑巾のように役立たずと言われる今日この頃の僕はどうも「無用の美」を目指しているのではないか?!そのうち「無用の美」は「もののあわれ」に上書きされ最後の言葉は「此の世このまま大調和」(河井寛次郎)かな?
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ぼてぼて茶のある風景(棟方志功挿画)『六十年前の今』(河井寛次郎著)より

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【関連書籍】
poche3_cover+obi民藝のインティマシー
この数年、「民藝」への共感がふたたび広がりつつある。民藝は20世紀初頭に柳宗悦らが提唱した、無名の職人が手がけた生活道具に注目する運動だが、その射程は同時代の趨勢にあらがい、暮らしのあり方や社会の形を見すえたものであった。いま民藝を問うことは、21世紀に求められている社会と暮らしの「次」を問うことでもある。本書は4つのステップから民藝の過去から未来への流れを再検討し、「いとおしさ」をキーワードに社会の「これから」を読者とともに考える試みである。
■著者:鞍田 崇
■発行:明治大学出版会
■B6判・仮フランス装・228ページ
■価格:2,500円+税
■発売日:2015年4月
■ISBN-13: 978-4-906811-13-7

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【プロフィール】
髷咲伐縺輔∪鞍田 崇(くらた たかし)
哲学者。
1970年兵庫県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、同大学院人間・環境学研究科修了。博士(人間・環境学)。専門は哲学・環境人文学。総合地球環境学研究所を経て、2014年より、明治大学理工学部准教授。近年は、ローカルスタンダードとインティマシーという視点から、工芸・建築・デザイン・農業・民俗などを手がかりとして、現代社会の思想状況を問う。民藝案内人として、NHK「趣味どきっ! 私の好きな民芸」に出演(2018年春放送)。http://takashikurata.com/ 

譛埼Κ縺輔∪服部 滋樹(はっとり しげき)
1970 年生まれ、大阪府出身。graf 代表、クリエイティブディレクター、デザイナー。美大で彫刻を学んだ後、インテリアショップ、デザイン会社勤務を経て、1998年にインテリアショップで出会った友人たちとgraf を立ち上げる。建築、インテリアなどに関わるデザインや、ブランディングディレクションなどを手掛け、近年では地域再生などの社会活動にもその能力を発揮している。京都造形芸術大学芸術学部情報デザイン学科教授。

譚セ莠輔&縺セ松井 利夫(まつい としお)
1980年、京都市立芸術大学陶磁器専攻科修了後、イタリア政府給費留学生として国立ファエンツァ陶芸高等教育研究所に留学。エトルリアのブッケロの研究を行う。帰国後、沖縄のパナリ焼、西アフリカの土器、縄文期の陶胎漆器の研究や再現を通して芸術の始源の研究を行う。近年はたこつぼ漁、野良仕事に没頭し人間の営みが芸術に変換される視点と場の形成に関する研究を重ね、公開講座「ネオ民芸」を運営する。現在:京都造形芸術大学教授、滋賀県立陶芸の森館長、IAC国際陶芸学会理事

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『今の時代の民藝とは』
鞍田崇(哲学者)x服部滋樹(graf )x松井利夫(アーティスト)


【出演】(順不同、敬称略)
鞍田崇(哲学者)
服部滋樹(graf )
松井利夫(アーティスト)

【日時】
2018年8月17日(金)
開場18:45 開演19:30

※終了は21:30頃を予定
※トーク開場時間は諸事情により変更になる場合がございます。適時twitterにてご案内致します。
※開場後、チケット右下に記載の番号順にご入場頂きます。会場運営の都合上、番号を10ずつなど一定の単位で区切ってご入場頂く場合がございます。
※開場時間にいらっしゃらない場合は、後の番号の方に先にご入場頂き、飛ばした番号の方は到着次第順次ご入場となります。
※会場内は自由席となります。
※ご予約の混雑具合に応じて、チケットの引換期限を設ける場合がございます。

【会場】
スタンダードブックストア心斎橋カフェ
大阪市中央区西心斎橋2-2-12 クリスタグランドビルBF
TEL 06-6484-2239
■カフェ通常営業時間:11:00〜22:30

【料金】
2,000円(1ドリンク付)
※当日のトーク会場ご入場はチケット番号順(ご入金順)です。入場後は自由席です。
※チケット番号は予約順ではなく、ご入金順になります。
※チケット引換が遅くなりますと立ち見になる場合がございます。
※ご予約数によって当日券の発売を中止する場合がございます。
※イベントが中止となった場合を除き、いかなる事情があってもご購入後のチケット代金の返金はいたしません。

【予約方法】
1.お電話(06−6484−2239)
2.ご来店(スタンダードブックストア心斎橋レジカウンターへお越しください)
3.メール
以下のフォームをコピーして記入いただくか、
メール本文に【予約イベント名】【お名前】【電話番号】【人数】を入力して、info@standardbookstore.comへお送り下さい。
担当者が確認後折り返し、ご予約通知メールをお送りいたします。
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【予約イベント】2018/8/17(金) 『今の時代の民藝とは』鞍田崇(哲学者)x服部滋樹(graf )x松井利夫(アーティスト)
【お名前】
【電話番号】
【人数】
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※ご入金後、チケット整理番号を確定し、店頭でお預かりいたします。当日(当日含む)までに店頭レジカウンターでお受け取りください。

※当店facebookイベントページでの参加ボタンでは、ご予約となりませんので、ご注意ください。
※イベントが中止となった場合を除き、いかなる事情があってもご購入後のチケット代金の返金はいたしません。

【チケット引換方法】
※なるべくイベント前日までに引換ください★
1.ご来店(スタンダードブックストア心斎橋レジカウンターへお越しください)
2.通販

★会場入場にはチケット引換が必要です。

◆イベントチケットは通販でも購入いただけます。↓
※通販は発券手数料税込200円が含まれています。
※ご入金後、整理番号を確定し、(発送はせず、)チケットを店頭でお取り置きいたします。引き換えはイベント当日、レジカウンターでお名前をおっしゃってください。




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