June 26, 2018
【写真集】WHITE LAND|高橋ヨーコ
WHITE LAND
YOKO TAKAHASHI|高橋ヨーコ
28.5cm × 22cm、
128ページ、4色印刷
上製本(スリーブ付)
本体5,800円+税
1,000部限定製作
YOKO TAKAHASHI|高橋ヨーコ
28.5cm × 22cm、
128ページ、4色印刷
上製本(スリーブ付)
本体5,800円+税
1,000部限定製作
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WHITE LAND - 24年間孤独と向き合って撮りためた極寒の景色の記録。
なぜその地を選んだのか、はっきりとはおぼえていないのだけれど、壁が崩壊して間もない鉄のカーテンの向こう側を見てみたかったのと、その凍てつく寒さと白い世界に自分の身を投げ入れてそれを写してみたかったのだと思う。予想に違わぬ厳しい寒さと、まだまだ共産主義の色が濃く残る社会のシステムへの戸惑いから、これから毎日どうなるのだろうという不安でいっぱいであった。
-40度にもなろうかという知らない街でただカメラを提げて歩き回り写真を撮った。誰かにもらった期限切れのフィルムと中古のNikon。
写真を撮ること以外にはやることはなく疲れたら宿に帰り、言葉のわからないテレビをぼんやりと聞き流す。お湯の出ない部屋では温まることもできず寒さで震え薄い毛布にくるまった。撮ったフィルムだけは失くさぬように大切に抱えて移動を繰り返し、なんとか無事に旅を終えた。
あの時から20数年が過ぎ、もっと沢山のカメラを持てるようになり(運ぶのが大変になった)、期限の切れていないフィルムを存分に持っていける(撮り過ぎてしまう)ようにもなった。お湯の出ない部屋に当たることはあるけれど少しはマシな宿にも泊まれるようになった。けれども変わらずカメラを提げて世界のどこかへ白い世界を探しに出かけている。旧ソビエトから北ヨーロッパ、そして北海道。何度行ってもうまく雪の日に当たることができず1枚も撮影しなかった街もある。シベリアへは何度足を運んだだろう!
そしてどこに行っても未だにカメラを提げて歩き回るだけで、写真を撮ること以外にやることはないままだ。
YOKO TAKAHASHI / 高橋ヨーコ
フォトグラファー。世界の生活文化をフィールドワークするように撮影旅行を続けている。特に旧ソ連や東欧へは精力的に出掛け日常風景を記録している。
その静謐な写真表現と独自の色彩感覚によるカラー写真により、国内外で高く評価を受けている。2010年よりCaliforniaベイエリアへベースを移し、現在はサンフラシスコで活動中。
ビジュアルジャーナルOntarioを不定期で発行。
写真集に” SAWA SAWA “ “グルジアぐるぐる/GEORGW ON MY MIND “ “EAST SIDE HOTEL” などがある。
ソロExhibition
“EAST SIDE HOTEL” (2009, Tokyo)
“Changing the Same” (2013, Tokyo)
“SHREDDING BLUE” (2015, Hayama)
“SANDY HEAT, WHITE LAND” (2018, San Francisco)
→2018/08/31~ 日本で巡回開始予定
※高橋ヨーコさんと岡本仁さんのトークショーが8/29(水)に実現しました!
お申し込みは → クリック!
なぜその地を選んだのか、はっきりとはおぼえていないのだけれど、壁が崩壊して間もない鉄のカーテンの向こう側を見てみたかったのと、その凍てつく寒さと白い世界に自分の身を投げ入れてそれを写してみたかったのだと思う。予想に違わぬ厳しい寒さと、まだまだ共産主義の色が濃く残る社会のシステムへの戸惑いから、これから毎日どうなるのだろうという不安でいっぱいであった。
-40度にもなろうかという知らない街でただカメラを提げて歩き回り写真を撮った。誰かにもらった期限切れのフィルムと中古のNikon。
写真を撮ること以外にはやることはなく疲れたら宿に帰り、言葉のわからないテレビをぼんやりと聞き流す。お湯の出ない部屋では温まることもできず寒さで震え薄い毛布にくるまった。撮ったフィルムだけは失くさぬように大切に抱えて移動を繰り返し、なんとか無事に旅を終えた。
あの時から20数年が過ぎ、もっと沢山のカメラを持てるようになり(運ぶのが大変になった)、期限の切れていないフィルムを存分に持っていける(撮り過ぎてしまう)ようにもなった。お湯の出ない部屋に当たることはあるけれど少しはマシな宿にも泊まれるようになった。けれども変わらずカメラを提げて世界のどこかへ白い世界を探しに出かけている。旧ソビエトから北ヨーロッパ、そして北海道。何度行ってもうまく雪の日に当たることができず1枚も撮影しなかった街もある。シベリアへは何度足を運んだだろう!
そしてどこに行っても未だにカメラを提げて歩き回るだけで、写真を撮ること以外にやることはないままだ。
YOKO TAKAHASHI / 高橋ヨーコ
フォトグラファー。世界の生活文化をフィールドワークするように撮影旅行を続けている。特に旧ソ連や東欧へは精力的に出掛け日常風景を記録している。
その静謐な写真表現と独自の色彩感覚によるカラー写真により、国内外で高く評価を受けている。2010年よりCaliforniaベイエリアへベースを移し、現在はサンフラシスコで活動中。
ビジュアルジャーナルOntarioを不定期で発行。
写真集に” SAWA SAWA “ “グルジアぐるぐる/GEORGW ON MY MIND “ “EAST SIDE HOTEL” などがある。
ソロExhibition
“EAST SIDE HOTEL” (2009, Tokyo)
“Changing the Same” (2013, Tokyo)
“SHREDDING BLUE” (2015, Hayama)
“SANDY HEAT, WHITE LAND” (2018, San Francisco)
→2018/08/31~ 日本で巡回開始予定
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※高橋ヨーコさんと岡本仁さんのトークショーが8/29(水)に実現しました!
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