May 16, 2018
【BOOK】『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』【本のうら表紙♯9】
【本のうら表紙♯9】
『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』
著・花田菜々子
刊行記念フェア
スタートしました!
『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』
著・花田菜々子
刊行記念フェア
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こんにちは。書籍担当のさとうです。
【本のうら表紙】も♯9まで来ました。
本当はもっと更新したいのですが…
今、すこしわくわくする企画を思いついているので、
少しでも増やしていけたらなと思っています。
さて、今回の【本のうら表紙】は『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』をご紹介していきたいと思います。
ますは著者の花田菜々子さんのご紹介をさせてください。
■花田菜々子(はなだ・ななこ)
1979年生まれ。書店員。書籍と雑貨の店「ヴィレッジヴァンガード」に12年勤めたのち、「二子玉川蔦屋家電」ブックコンシェルジュ、「パン屋の本屋」店長を経て、現在は東京・日比谷にある「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長を務める。編著書に『まだまだ知らない 夢の本屋ガイド』(朝日出版社)。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
正直に言うと、最初はどう見てもセンセーショナルなタイトルなので、なんとなく身構えたかもしれません。
過激さや、話題性が前面に押し出されている内容であれば、
肌に合わないかもしれない、と思ってしまっている自分もいました。
けれど、読み進めるうちに、あぁ、これはきっと今多く出版されている「書店員の本」でもなく、「本をすすめる本」でもないのだなあと気付いたのです。
この物語は、花田菜々子さんが夫と離婚するか悩み、家出する場面からはじまります。
すこし物語のあらすじからそれますね。
この本を読み進める中で、自分にとって仕事ってなんだろう?と考える瞬間が何度もありました。
それはきっとわたし自身が花田さんと同じ書店員だから。
そのことについて思いめぐらせたとき、少なくとも自分にとっては人生の中の大きな部分を占めるものだなぁと改めて感じたのです。
もちろん、そうでないひと、そうだけどそうでもないひと、
仕事にやりがいを感じていても、いなくても。
本当に様々な仕事への考え方があると思います。
そのどれが正解でも正しいことだとも言い切れない。
作中の花田さんは、あまり書き起こしはしないものの、
常に大きな不安や漠然とした悩みの中にいます。
そして近くにはいつも仕事がある。
そんな花田さんはさみしさや悩みを埋めるように、
出会い系『x』に登録し、さまざまな人に出会い、本をすすめていきます。
この物語の中で花田さんと出会う人々をつなぐもの、それは本だった。
『x』で出会う人それぞれに背景があり、交わす言葉があり、関わりが起こっていきます。
そういったことを繰り返していくことで、花田さん自身がすこしずつ『再生』してゆく。
人が立ち直っていく過程にはかならず「時間」と「関わり」がある気がしていて、花田さんの本を読んだときによりそのことが確かな実感に変わった気がします。
『x』で多くの人と関わり、次の場所、人に会いにゆき、
そのひとつずつがゆっくりと確実に過去になることで、前に進んでいく。
これは一人の女性が働き、悩み、壁にぶつかり、
人と関わってゆくことで、再生していく物語なのだ、と。
その物語の根底に流れている軸に気付いたとき、とても自然にこの物語を受け入れられたのと同時に、花田さんへの好感があとに残ったのです。
再生していく中で、『x』は花田さんの中でどのような存在になっていくのか。
最終的にはどうしていくのか。
その結論はぜひ本編を最後までお読みください。
この作中に登場する本を集めたフェアもスタートしました!
少し時代を感じる本もありますが、それもそのまま反映させたいなと思ったので、特に印象に残ったものを20冊ほど選び並べています。
なるべく本文をそのまま抜出し、それがそのまま紹介文になるようにPOPにしています。すこし文面を長めにとっていますが、おすすめした人の背景や理由などもじっくり読んでみてくださいね。
「すすめた人」の特徴もPOPに掲載したので、自分に近いなとおもうひとはもちろん、気になった『人』や『本』をぜひ手に取ってみてください。
さらに今回『であすす』を読んだ人に向けたさらなる1冊を花田さんが選び、フリーペーパーに詳細が掲載されているのでこちらも一緒に並べる予定です。(6月よりさらに大きな場所へ移動しますので、その際に9冊増えます。)
『であすす』を読んでさらにきになった本があればそちらにも手を伸ばしてみてくださいね。
5/26には社会学者・岸政彦さんとの対談イベントもございます。
詳細はこちら→花田菜々子×岸政彦トーク&サイン会 「〈その場限り〉の切実さについて」
フェアとあわせてぜひ!
開催期間は5/15〜6/30まで。
【本のうら表紙】も♯9まで来ました。
本当はもっと更新したいのですが…
今、すこしわくわくする企画を思いついているので、
少しでも増やしていけたらなと思っています。
さて、今回の【本のうら表紙】は『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』をご紹介していきたいと思います。
ますは著者の花田菜々子さんのご紹介をさせてください。
■花田菜々子(はなだ・ななこ)
1979年生まれ。書店員。書籍と雑貨の店「ヴィレッジヴァンガード」に12年勤めたのち、「二子玉川蔦屋家電」ブックコンシェルジュ、「パン屋の本屋」店長を経て、現在は東京・日比谷にある「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長を務める。編著書に『まだまだ知らない 夢の本屋ガイド』(朝日出版社)。
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正直に言うと、最初はどう見てもセンセーショナルなタイトルなので、なんとなく身構えたかもしれません。
過激さや、話題性が前面に押し出されている内容であれば、
肌に合わないかもしれない、と思ってしまっている自分もいました。
けれど、読み進めるうちに、あぁ、これはきっと今多く出版されている「書店員の本」でもなく、「本をすすめる本」でもないのだなあと気付いたのです。
この物語は、花田菜々子さんが夫と離婚するか悩み、家出する場面からはじまります。
すこし物語のあらすじからそれますね。
この本を読み進める中で、自分にとって仕事ってなんだろう?と考える瞬間が何度もありました。
それはきっとわたし自身が花田さんと同じ書店員だから。
そのことについて思いめぐらせたとき、少なくとも自分にとっては人生の中の大きな部分を占めるものだなぁと改めて感じたのです。
もちろん、そうでないひと、そうだけどそうでもないひと、
仕事にやりがいを感じていても、いなくても。
本当に様々な仕事への考え方があると思います。
そのどれが正解でも正しいことだとも言い切れない。
作中の花田さんは、あまり書き起こしはしないものの、
常に大きな不安や漠然とした悩みの中にいます。
そして近くにはいつも仕事がある。
そんな花田さんはさみしさや悩みを埋めるように、
出会い系『x』に登録し、さまざまな人に出会い、本をすすめていきます。
この物語の中で花田さんと出会う人々をつなぐもの、それは本だった。
『x』で出会う人それぞれに背景があり、交わす言葉があり、関わりが起こっていきます。
そういったことを繰り返していくことで、花田さん自身がすこしずつ『再生』してゆく。
人が立ち直っていく過程にはかならず「時間」と「関わり」がある気がしていて、花田さんの本を読んだときによりそのことが確かな実感に変わった気がします。
『x』で多くの人と関わり、次の場所、人に会いにゆき、
そのひとつずつがゆっくりと確実に過去になることで、前に進んでいく。
これは一人の女性が働き、悩み、壁にぶつかり、
人と関わってゆくことで、再生していく物語なのだ、と。
その物語の根底に流れている軸に気付いたとき、とても自然にこの物語を受け入れられたのと同時に、花田さんへの好感があとに残ったのです。
再生していく中で、『x』は花田さんの中でどのような存在になっていくのか。
最終的にはどうしていくのか。
その結論はぜひ本編を最後までお読みください。
この作中に登場する本を集めたフェアもスタートしました!
少し時代を感じる本もありますが、それもそのまま反映させたいなと思ったので、特に印象に残ったものを20冊ほど選び並べています。
なるべく本文をそのまま抜出し、それがそのまま紹介文になるようにPOPにしています。すこし文面を長めにとっていますが、おすすめした人の背景や理由などもじっくり読んでみてくださいね。
「すすめた人」の特徴もPOPに掲載したので、自分に近いなとおもうひとはもちろん、気になった『人』や『本』をぜひ手に取ってみてください。
さらに今回『であすす』を読んだ人に向けたさらなる1冊を花田さんが選び、フリーペーパーに詳細が掲載されているのでこちらも一緒に並べる予定です。(6月よりさらに大きな場所へ移動しますので、その際に9冊増えます。)
『であすす』を読んでさらにきになった本があればそちらにも手を伸ばしてみてくださいね。
5/26には社会学者・岸政彦さんとの対談イベントもございます。
詳細はこちら→花田菜々子×岸政彦トーク&サイン会 「〈その場限り〉の切実さについて」
フェアとあわせてぜひ!
開催期間は5/15〜6/30まで。