January 20, 2017
【BOOK】科学者のことばをよむ【本のうら表紙♯5】
【本のうら表紙♯5】
BFにて「科学者のことばをよむ」フェアスタートしました。
科学者に抱く印象がすこし変わるかもしれない。
小難しいのではなく、真に日本の未来を考えた人ばかりなのです。
BFにて「科学者のことばをよむ」フェアスタートしました。
科学者に抱く印象がすこし変わるかもしれない。
小難しいのではなく、真に日本の未来を考えた人ばかりなのです。
通販ご希望の方はこちら。

通販の一部の商品でクレジットカードが
ご利用頂けるようになりました。 ⇒ こちらから
イベントチケット通販はこちら
こんにちわ。書籍担当のさとうです。
【本のうら表紙♯4】は「歌舞伎を見に行ってきた。」の予定でしたが、
先にこちらをご紹介させてください。
歌舞伎のことを伝えるにはもう少し時間がかかりそうです。
近々もう1度見に行けそうなので、そのあとにしますね。
さて【本のうら表紙♯5】は新しいフェアのご紹介です。
「科学者のことばをよむ」
このシリーズはご存知でしょうか?
平凡社より刊行されているSTANDARDBOOKSシリーズ。
STANDARD BOOKSとは
(「STANDARD BOOKS刊行によせて」より一部抜粋)
科学と文学、双方を横断する知性を持つ科学者・作家の珠玉の作品を一作家一冊で紹介します。
今の世の中に足りないもの、それは現代に渦巻く膨大な情報のただなかにあっても、確固とした基準となる上質な知ではないでしょうか。
STANDARD BOOKSの特徴は「科学的視点」があることです。
自然科学者が書いた随筆を読むと頭が涼しくなります。
科学と文学、科学と芸術を行き来しておもしろがる感性がそこにあります。
現代は知識や技術のタコツボ化が進み、ひとびとは同じ嗜好の人としか話をしなくなっています。
「言葉の通じる人」としか話せなくなっているのです。
しかし、そのような硬直化した世界からは、新しいしなやかな知は生まれえません。
境界を越えてどこまでも行き来するには、自由でやわらかい、
風通しのよい心と、教養が必要です。
規範や基準がない「なんでもあり」の世界は、
一見自由なようでいて、じつはとても不自由なのです。
このシリーズがスタートした当初、装丁のうつくしさと、手に持ちやすいサイズ、そしてなにより「科学者の随筆」を取り上げるというところに深い興味と好奇心を抱きました。
中を開くと、文学者たちやゆかりのある方が綴った「しおり」なるものまで挟まれている。
なんて丁寧なシリーズなんだろう、いつかシリーズが出揃ってきたらフェアをしたいな、そう思うようになりました。
普段馴染みのない方にはかたく感じられる、敬遠されるかなともおもったのですが、この良質な言葉の数々にどうしても触れてほしいという想いがあり、数ヶ月前からあたためていたのです。
それでは前置きはこの辺にしてフェアのラインナップをご紹介します。
寺田寅彦(物理学者)、中谷宇吉郎(物理学者)、岡潔(数学者)
牧野富太郎(植物学者)
朝永振一郎(物理学者)、野尻抱影(天文民俗学者)、稲垣足穂(小説家)
串田孫一(哲学者・詩人)
そして森田真生(独立研究者)
何かに没頭し、成し遂げる天才たちは、奇人変人なエピソードが取り上げられがちですが、紡ぐことばは純粋でうつくしく、少年のような好奇心に溢れています。
そして今の日本が忘れがちなものを当たり前のように掬い上げており、私達のくらしに生かしていかなければならないことも言葉の中にたくさん含まれています。
まっさらな心で、科学者たちと本の中で会話してもらえるとうれしいです。
そうすると頭の中で悩んでいることや、すっきりしないことに何か糸口が見つけられるかもしれません。
フェアの中のどの一冊を読んでも上質な読書体験が味わえるとおもいます。
長くあたためていただけに思い入れのあるフェアになりました。
みなさまに届けられること、とてもうれしくおもいます。
近くにお越しの際はぜひ当店BFにあそびにきてくださいね。
次回【本のうら表紙♯4】「歌舞伎を見に行ってきた。」です。
今度こそ歌舞伎を語りたい!
それでは、次の更新でお会いしましょう。
【本のうら表紙♯4】は「歌舞伎を見に行ってきた。」の予定でしたが、
先にこちらをご紹介させてください。
歌舞伎のことを伝えるにはもう少し時間がかかりそうです。
近々もう1度見に行けそうなので、そのあとにしますね。
さて【本のうら表紙♯5】は新しいフェアのご紹介です。
「科学者のことばをよむ」
このシリーズはご存知でしょうか?
平凡社より刊行されているSTANDARDBOOKSシリーズ。
STANDARD BOOKSとは
(「STANDARD BOOKS刊行によせて」より一部抜粋)
科学と文学、双方を横断する知性を持つ科学者・作家の珠玉の作品を一作家一冊で紹介します。
今の世の中に足りないもの、それは現代に渦巻く膨大な情報のただなかにあっても、確固とした基準となる上質な知ではないでしょうか。
STANDARD BOOKSの特徴は「科学的視点」があることです。
自然科学者が書いた随筆を読むと頭が涼しくなります。
科学と文学、科学と芸術を行き来しておもしろがる感性がそこにあります。
現代は知識や技術のタコツボ化が進み、ひとびとは同じ嗜好の人としか話をしなくなっています。
「言葉の通じる人」としか話せなくなっているのです。
しかし、そのような硬直化した世界からは、新しいしなやかな知は生まれえません。
境界を越えてどこまでも行き来するには、自由でやわらかい、
風通しのよい心と、教養が必要です。
規範や基準がない「なんでもあり」の世界は、
一見自由なようでいて、じつはとても不自由なのです。
このシリーズがスタートした当初、装丁のうつくしさと、手に持ちやすいサイズ、そしてなにより「科学者の随筆」を取り上げるというところに深い興味と好奇心を抱きました。
中を開くと、文学者たちやゆかりのある方が綴った「しおり」なるものまで挟まれている。
なんて丁寧なシリーズなんだろう、いつかシリーズが出揃ってきたらフェアをしたいな、そう思うようになりました。
普段馴染みのない方にはかたく感じられる、敬遠されるかなともおもったのですが、この良質な言葉の数々にどうしても触れてほしいという想いがあり、数ヶ月前からあたためていたのです。
それでは前置きはこの辺にしてフェアのラインナップをご紹介します。
寺田寅彦(物理学者)、中谷宇吉郎(物理学者)、岡潔(数学者)
牧野富太郎(植物学者)
朝永振一郎(物理学者)、野尻抱影(天文民俗学者)、稲垣足穂(小説家)
串田孫一(哲学者・詩人)
そして森田真生(独立研究者)
何かに没頭し、成し遂げる天才たちは、奇人変人なエピソードが取り上げられがちですが、紡ぐことばは純粋でうつくしく、少年のような好奇心に溢れています。
そして今の日本が忘れがちなものを当たり前のように掬い上げており、私達のくらしに生かしていかなければならないことも言葉の中にたくさん含まれています。
まっさらな心で、科学者たちと本の中で会話してもらえるとうれしいです。
そうすると頭の中で悩んでいることや、すっきりしないことに何か糸口が見つけられるかもしれません。
フェアの中のどの一冊を読んでも上質な読書体験が味わえるとおもいます。
長くあたためていただけに思い入れのあるフェアになりました。
みなさまに届けられること、とてもうれしくおもいます。
近くにお越しの際はぜひ当店BFにあそびにきてくださいね。
次回【本のうら表紙♯4】「歌舞伎を見に行ってきた。」です。
今度こそ歌舞伎を語りたい!
それでは、次の更新でお会いしましょう。