スタンダードブックストア

額縁のような大きくて美しいウィンドウ。

『京都 中勢以』は1981年創業。近頃熟成肉は流行ですが、こちらでは創業以来熟成肉にこだわっています。

扉を開けると清潔な空間が広がります。肉を陳列するショーケースがないので、価格表とスライサーがなければ肉屋さんと思いませんね。



ぴかぴかに磨き上げられています。



左が設計者の橋本健二さん。右が『京都 中勢以』二代目の加藤謙一さん。ニコニコと穏やかな顔をされてますが肉の話になると顔つきが変わります。コロラド州立大学でミートサイエンス修士号をとり、話してみるとおよそ普通の肉屋さんとの会話ではありませんでした。顧客に美味しい肉を提供することはもちろん、これからの肉屋像、日本の畜産業のことを真剣に考えておられました。（『京都 中勢以』に修行に来る方も多いそうです。）

肉のショーケースがないのは、お客様の好みやその日の献立を聞きながら最適の部位をオススメするため。そう、対話を重視して納得のいく買い物をしていただく。お客様との対話で得た情報は生産者にもフィードバックされるのではないでしょうか？
中勢以さんの紹介記事　→　こちら

橋本さんは住宅建築を多く手がけています。
住宅建築こそ施主との対話が欠かせません。
対話を重視してきたからこそ橋本さんは設計者に選ばれたのでしょうか（他にも候補者はいたようです）？
その辺りをトークでも聞いてみたいところです。

外から見た写真。向かって右側の通路がお客様用で、左側が販売員用。どちらかというと動きやすいように販売員用通路のほうが広い。右手前がレジですね。

まな板をかねた広いカウンター越しに売り手と買い手の密なコミュニケーションが生まれます。



ちなみにお向かいは本屋さん。駅からは少し離れています。

熟成中のお肉たち。ここも驚くほど清潔でいやな匂いが一切しません！



こちらは豚肉ですね。

というわけで、4/5の
STANDARD BOOKSTORE presents 『大阪のひきだし Vol.02-橋本健二-』
は建築家・橋本健二×中川和彦に加えまして、中勢以の加藤謙一さんにもお越しいただき、橋本さんのデザインについてトークいたします。もちろん中勢以さんの美味しい熟成肉をいただきながら。

なかなか正体のわからない橋本さんですがｗ、今回は中勢以さんだけでなく、多数設計されている住宅やミラノサローネのお話なんかもお伺いしたいと思っています。
橋本さんのシャープなデザインの根本はなんなのか？
読書家故に知識が豊富、薄っぺらなデザインはしません。音楽や車、アートと興味の範囲が広く、建築家というよりアーティストといったほうがしっくりきます。

橋本さんのシャープなデザインは　→　こちらHP　でご覧いただけます。


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STANDARD BOOKSTORE presents『大阪のひきだしVol.02-橋本健二-』

【出演】
橋本健二
加藤謙一（中勢以 二代目）
中川和彦

【日時】
2016年4月5日（火）
　開場18:45　開演19:30

詳しくは　→　こちら

ぜひ、ご予約を！