June 03, 2015
【BLOGNOYOHAKU】本を通じたコミュニケーション。直観讀みブックマーカー@関目
京阪電鉄不動産が建てたマンションにできた住民のためのライブラリーラウンジ。設計はgraf。スタンダードブックストアが本をセレクトしました。ただ本を納めておしまい、ではちょっと寂しい。本のイベントを開催して住民同士のふれあいを誘発しようと考え、先日実施してきました。
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最初、参加者は20人くらいと聞かされていたが、前日に60人くらいになりそうと聞かされぶったまげました。ホンマかいな?あまり人が集まっていなかったのが、開始時刻10時近くになるとパラパラパラパラと集まり出し。。。
お子さんも合わせると60人を超えてたような。。。
スタンダードブックストアのパーティーやgrafと道後温泉で行ったプロジェクトの映像を見ていただきながら、本を通じたコミュニケーションの紹介と当日実施する陸奥賢さん直伝『直観讀みブックマーカー』を説明。実はなかなか説明が難しい。。。当日のお題を決め(たとえば『愛』だとすると、用意したブックマーカーにまず『愛とは?』と記入)、持参した本の任意のページを開き、たまたま指差した一文をブックマーカーに書き留める。それがお題の説明になるという他愛もない遊び。もちろん『愛』について書いた本ばかり持ってきているわけではないので、『愛』の説明としては?なものばかり。しかし、これをその日たまたま同席した人たち同士であれこれ言い合うのが意外に楽しい。すぐに仲良くなれますよ!って、わからないですよね!やってみるのが一番手っ取り早い。
この日はまずライブラリーからお好きな本を選んでいただいた。
しかし、人が多い!
その後6つのグループに分かれていただく。
これはお題を決めた後、頭上に本を掲げ念じているところ。
一文を書き留めたら、まずグループで共有。なるほどと頷いたり、笑いが起きたり。
グループで一番よかったのを今度は全員の前で発表。
ちびっ子も発表!彼はこの日のMVPかな。
ライブラリーラウンジに入りきれなかったのですが、いいお天気でよかった。
これがブックマーカー。
子どもさんのために絵本の読み聞かせを披露。久しぶり!
読んだのは大好きな『すてきな三にんぐみ』
もちろんお母さんによる読み聞かせも自然に行われて。
熱心に読んでいる人が多くてうれしい。
空間さえ用意すれば人が集い、コミュニケーションが生まれるのではない。単なる空間を人がつながる場に変えるような仕掛けが必要だ。その仕掛けはシンプルなほどいいのではないだろうか?なぜなら人が自ら考え、主体的に利用できるものほど良好なコミュニケーションになる。grafが設計したラウンジには、ワークショップのできる大きなテーブル、気軽に集えるカウンター、料理しながらコミュニケーションを図れるキッチンに加えてライブラリーが用意されている。本は優れたコミュニケーションツールであるという発想。一人で読書するもよいが、複数で同じ本を読むこともできるし、読み聞かせをすることもできる。そして今回のように知らない者同士が知り合うきっかけになる本を使った遊びもできる。住人にはこの近くには本屋がないと聞いた。そんなエリアであるし、このライブラリーは貴重な場である。本屋の私としては今回のイベントがきっかけとなって、このライブラリーをもっと利用していただき、本に親しんで頂くことを願っている。さらにいえば、設計者も私もライブラリーの本をきっかけにこのラウンジが地域に開かれ、マンションの住民と近隣の住民がふれあい、つながりが生まれることを期待している。人とのつながり、コミュニケーションがあれば暮らしはもっと豊かになるはずだ。