June 20, 2014

【BOOK】「消費」をやめる〜銭湯経済のすすめ〜 平川克美(著)

消費をやめる新

「50年後、アメリカは”失敗した国”と顧みられるだろう」の大胆発言を裏付ける著者の考えとは?
「経済成長なき時代」のお金の生かし方—— 「消費第一世代」として、株主資本主義のど真ん中を生きてきた著者がたどりついたのは、半径3km圏内の暮らしだった……。

『「消費」をやめる銭湯経済のすすめ』
平川克美(著)
(ミシマ社 1,600円+税)
判型:四六判並製
頁数:248ページ
装丁:鈴木成一デザイン室
発刊:2014年6月20日



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2013年からスタートしたミシマ社の【シリーズ22世紀を生きる】
22世紀を先取りする生き方をしている人々を見つけ出し、さらにその生の「声」を世に届けようという試みで始まったシリーズも今回で第三弾に突入です。

現在、株式会社リナックスカフェ代表取締役で立教大学特任教授を務められ、多数の執筆活動もされる平川氏が今回は【銭湯経済】なるものを提案。
前作の『小商いのすすめ』(ミシマ社)にも繋がる「大」から「小」への生き方のシフトについて切り込みます。
小商い


平川さん曰く、【銭湯経済】とは空虚感を埋め合わせるための消費欲に支配されることなく、 職住が隣接した町のなかで、見知った顔の人たちが働き、暮らし、銭湯につかる。 その落ち着いたリズミカルな暮らしが営まれる、半径3km圏内でめぐる経済。
都心に暮らす人には特に「可能なのか??」と思われそうですが、きっとこれは「心構え」の問題であって、実際にこういった生活をしなさい!といいっているわけではないのでしょう。
忙しく働くことは避けられない。でも気持ちにゆとりをもつことを心がけることで、少なからず「空虚感を埋め合わせるための消費」に走ることはないのでは。

本書執筆中に、平川さんは自身の生活を顧み、それを変えてみようと実践に移します。
毎日出費し、毎日浪費し、毎日廃棄する。それが一変、明らかに消費の方向が変わったというのです。所有欲におされ、ついついいらないものまで買ってしまう。ということがなくなった。。。
劇的な生活の変化というより、それは平川さんの意識の改革の中に鍵があったのではないでしょうか。

本書では、戦後消費することが美徳となった経済成長から自身も身をおくことになる消費ビジネス時代、また消費大国アメリカ化する日本の今と未来について鋭く、かつ冷静な視点から語ります。
「消費をやめる」というのは、単にエコロジカルに生きよう。自然に帰ろう。ということではありません。ではある意味で近代化のどん詰まりにある日本で可能な新しい選択肢とは?
ちりばめられたその鍵を、ぜひ平川さん語りおろしの本書の中で探してみてください。

また、「シリーズ22世紀をいきる」第一弾で執筆された
漬物屋店主であり酒場ライターでもある街の男・バッキー井上さんとともにお招きし、
6/26 19:30~@スタンダードブックストア心斎橋にてトークショーを開催します!
こちら
平川さん、バッキーさんの生の声を聞きたい方、お早めにっ!


【著者情報】
平川克美(ひらかわ・かつみ)
1950年東京生まれ。1975年、早稲田大学理工学部機械工学科卒業。渋谷道玄坂に翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを内田樹らと共に設立、代表取締役となる。現在、株式会社リナックスカフェ代表取締役。立教大学特任教授。著書に『小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ』(ミシマ社)、『ビジネスに「戦略」なんていらない』(洋泉社新書y)、『株式会社という病』(文春文庫)、『経済成長という病』(講談社現代新書)、『移行期的 混乱—経済成長神話の終わり』(筑摩書房)、『俺に似たひと』(医学書院)などがある。

【目次】
はじめに
第一章 消費者第一世代として
第二章 戦後は消費化の歴史だった
第三章 消費ビジネスのなかで
第四章 あれは戦争だった
第五章 それでもアメリカに憧れる日本
第六章 詐欺化するビジネス—ウォルマートからプライベートブランドへ
第七章 消費者マインドを超えて
結語に代えて.滅びゆくものに積極的な意味を与えるということ

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