October 30, 2013
【BOOK】小浪次郎「父をみる」入荷。
雑誌「GINZA」「SWITCH」、「BEAMS」「UNITED ALLOWS」の広告やカタログも手掛ける26歳のフォトグラファー、小浪次郎の八年間に及ぶ「実の父をとる」というプロジェクト。
初版700部
20.5x26.0cm 112pages
Full color offset
税込3150円
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2006年、写真を始めると同時に父の記録を始める。
離れて暮らす父に何年ぶりかに出逢うと、写真を始めてからこそ抱く感情があった。
そもそもうちの家族にはあまり家族写真と言うものが存在しない。
親が子を撮るという世間のありふれた行為は自分には無関心であり、不在だった。
ただ、親を子を撮るというシンプルな行為と同様に、子が親を撮るという行為もシンプルな事だと思う。
不確かだった父親という存在をカメラを通してみれたらいいと思っていた。
みる事も新鮮である。
それは7年経った現在でも変わらない飽きない被写体である。
被写体なんて思い始めたのも最近のこと。
向かいあってるようであっていない。
嘘もつくし、ウソもつかれる。
ただ、そこに写っている父は本物であり確かな存在だ。
新鮮な感情のまま、飽きていない被写体のまま。
そんな現在だから、一冊にまとめようと思っている。
一冊にまとめたら、また向かいあいたいと思ってる。
小浪 次郎
小浪次郎が帰省の度に自らの父親を撮影し続けた八年間。
八丈島で美術教員をされていたというご尊父、様々な表情から人生の多様さが染み出ています。