September 21, 2013
【EVENT】タイトルは小難しですが、わかりやすい本です。『RePUBLIC公共空間のリノベーション』
明日9/21(土)正午
『RePUBLIC公共空間のリノベーション』刊行記念トークショー 馬場正尊×花井裕一郎
@スタンダードブックストア心斎橋
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RePUBLIC:日本語では『共和国』。正直なんかピンとこない。東京R不動産、Open-A代表・馬場正尊著『RePUBLIC公共空間のリノベーション』(学芸出版社刊)によるとその語源は「公共のもの」を意味するラテン語「res publica」。共和国とは国家自体を国民が共有する、というコンセプトでつくられた体制だった。とある。共和国という名の独裁国家もあるようなので、当初のコンセプトがズレてしまったようである。よくよく考えると国家だけでなく・・・
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世の中にはズレてしまったり、制度疲労を起こしているものがたくさん見受けられる。時代を経て、あらゆる環境が変化し、人の意識もすっかり変わってしまっているのにシステムだけが昔のままで済むわけはない。でも日本ではいつの間にやら何でも御上がやってくれるものという意識を植え付けられ、現場から変革を起こすことを忘れてしまったようだ。誰かが何かアクションを起こすと、前例がないからと否定されることは珍しくない。馬場さんはじめこの本に登場する方々は『ズレ』を元に戻すために果敢にチャレンジしている。アーティストもアート制作だけに取り組むのではなく社会と積極的にかかわるように変容しているし、その変容する周辺にいろんな化学反応が生まれ社会が豊かになるし、新たなビジネスも生まれる。以前にも書いたように、私たちの『本』を取り巻く環境も大きく変わっているし、まだまだ変わる(この本にも登場する)。あらゆる行活動は公共を意識するようになるはずである。本屋は誰でも気軽に入店出来、立ち読みでき、結果何も買わずに出て行っても何の罪の意識も感じることはない。素晴らしい商売である。スタンダードブックストアは目的もなくふらっと寄って欲しいと思っている。街の中にそういう機能を特定しない空間が必要だと考えている。ある意味パブリックな空間なのかなと思う。使う側からの視点に移行せねば『ズレ』は解消できない。
この本は公共空間を題材にして、現代社会の矛盾をあぶり出している。役所はじめ『公共』に携わる方に読んで欲しいのは勿論、市民が自分たちの住む街をより良くするために、自ら『公共』に関わるきっかけにして欲しいと感じるのである。
そして長野県小布施町の素晴らしい図書館を立ち上げたオブセリズム代表・花井裕一郎さんも出演する明日のトークショーにもぜひお越しください。
この本は公共空間を題材にして、現代社会の矛盾をあぶり出している。役所はじめ『公共』に携わる方に読んで欲しいのは勿論、市民が自分たちの住む街をより良くするために、自ら『公共』に関わるきっかけにして欲しいと感じるのである。
そして長野県小布施町の素晴らしい図書館を立ち上げたオブセリズム代表・花井裕一郎さんも出演する明日のトークショーにもぜひお越しください。