September 19, 2013
【BOOK】「HHhH プラハ、1942年」
「HHhH プラハ、1942年」
ローラン・ビネ 著
高橋啓 訳
東京創元社
\2600+税
バルガス・リョサ絶賛の注目作。第二次世界大戦におけるユダヤ人大量虐殺の首謀者でありドイツ帝国のチェコ制圧に欠くことのできなかった「金髪の野獣」ハイドリヒの暗殺計画を追った衝撃の歴史巨編。
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ハイドリヒに対して、著者ローラン・ビネの異常過ぎる程に緻密な調査と的確な考察の中で浮かび上がるのは、歴史における被害者の慟哭だけでなく、ヒトラー、そしてハイドリヒという人間の狂気的な性が歴史に落とした永久に落ちない染みだった。圧巻のドキュメントです。
ナチスに立ち向かいハイドリヒ暗殺計画を企てるレジスタンスの青年2人、そしてハイドリヒ本人の緊迫した息遣いまでもが耳に届く、圧倒的な筆力。
前半で組み立て読者を取り囲んだ史観の中に、後半はそのまま飛び込んで行けるような読感です。タイムマシンのように、42年のドイツ〜プラハの光景が目の前に浮かぶような作品です。
これがローラン・ビネのデビュー作(そしてゴングール最優秀新人賞)というのも凄まじい経歴。
小説というより、歴史そのものを目の当たりにしたような印象。2013年の海外文学代表作ではないでしょうか。
ゼヒ。
【BF】
ナチスに立ち向かいハイドリヒ暗殺計画を企てるレジスタンスの青年2人、そしてハイドリヒ本人の緊迫した息遣いまでもが耳に届く、圧倒的な筆力。
前半で組み立て読者を取り囲んだ史観の中に、後半はそのまま飛び込んで行けるような読感です。タイムマシンのように、42年のドイツ〜プラハの光景が目の前に浮かぶような作品です。
これがローラン・ビネのデビュー作(そしてゴングール最優秀新人賞)というのも凄まじい経歴。
小説というより、歴史そのものを目の当たりにしたような印象。2013年の海外文学代表作ではないでしょうか。
ゼヒ。
【BF】