December 03, 2012

【BOOK】『Here Comes The Blues』 まもなく入荷

TARO MIZUTANI Profile
水谷太郎 1975年 東京生まれ。
写真家の祖父、父の影響もあり、幼少の頃から写真のカルチャーを間近で触れる。東京工芸大学写真学科卒業後の1999年より、写真家として始動。大判カメラやピンホールカメラを使ったランドスケープ作品を皮切りに、現在ではメンズ&レディースファッション誌のファッションシュートをはじめ、ブランドやセレクトショップのシーズンヴィジュアル、アーティストやミュージシャンのポートレイトの撮影など、シーンの最前線で活躍。


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延々と続く荒野と、大地を突き上げるように鋭角の尾根が無数にそびえ立つ山々。まさにラストフロンティア(最後の辺境)として美しくも崇高な地、アメリカ・アラスカ。その大自然の中でも、圧倒的な存在として氷河期の時代から鎮座するアラスカの象徴、それが氷河である。
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フォトグラファーの水谷太郎は、今秋アラスカを初めて訪れた際にヘリコプターで氷河の上に降り立った。雪の堆積を延々と繰り返し、その重さと圧力で積雪の空気が抜けることで氷の結晶となり、青い光を反射することで生まれた“グレイシャー・ブルー”。そんな神秘的かつ唯一無二な青味を醸し出す氷上で、彼が目前にしたのは、“グレイシャー・ブルー”が澄みわたる小さな氷河池だった。
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雨水と氷河の溶けた水のみでできた、限りなく無垢なこの池で、彼はひたすら水面だけにカメラを向け、無心でシャッターを切った。ファインダー越しに見た水面は、透明度が驚くほど高いため、底が浅いのか深いのかわからなくなるほど、より抽象的に見えてくる。彼が切り取った写真は、実はとてもミニマルな世界だが、見方によっては不思議と壮大なランドスケープにも感じられる。そんな奇跡の対象をとらえた写真作品を、この一冊の本にまとめました。


大判カメラを使ったランドスケープ作品などの経験を経て、現在ではファッション誌やブランドのシーズンヴィジュアルなど、ファッションポートレイトの第一線で活躍するフォトグラファー水谷太郎。本書は、彼がアラスカという辺境から受けた衝動と、そこから抽出したオルタナティブな感性を色濃く反映した、自身発の作品集です。
B5変型 / 230mm × 180mm
平綴じ / 32ページ
限定 / 500部
12/8(土) 入荷予定
税込1,995円


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