September 09, 2012
【EVENT】R不動産・馬場正尊によるリノベーショントークショー!立ち見出ました!

設計事務所OpenA代表で東京R不動産を運営する馬場正尊さんのトークショーを開催しました。主催していただいた大阪市住まい公社や海外、そして馬場さんが手掛けたリノベーション実例をスライドで紹介しながらお話しいただきました。参加者はなんと128名!立ち見も出るほど。リノベーションが時代にマッチしていることを実感いたしました。大阪市住まい公社と馬場さん(OpenA)とのコラボリノベーションはこちらのブログで!
トークショーを見逃した方も安心!関西ウォーカーTVのUSTでご覧下さい。関西ウォーカーの玉置編集長、おおきに〜!
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日本は賃貸住宅に住むと穴一つあけられない世界でも稀な国だそうです。住み手ではなく供給側の理屈優先。

馬場さんは海外で直接リノベーションに触れ、あこがれから始めました。 例えば百貨店が美術館になっても母親が子供を連れてやってきて、懐かしさ、物語が世代を超えて継承される。機能は変わるけど古い空間の歴史を背負ってリノベーションする楽しさ、古い建物の文脈を引き継ぐ素晴らしさに気づき、帰国後ご自身の事務所をリノベした時に東京R不動産を思いついたそうです。既存の不動産屋と馬場さんとの間には埋め難い感性のキャップがあったのでした。

128名の皆さま、本当にありがとうございました!

熱心にメモを取る姿が多く見受けられました。




具体的な質問にも丁寧にお答えいただきました。


3LDKなんて呼び方が示すように日本は壁で区切り過ぎ。
リノベーションで大事なのは選択と集中、コントラスト。必要最小限だけざっくり用意し、あとは住み手がご自由に。
住み手の感性を呼び起こすことが大事。
住み手が参画することが大事。
新しい感性で空間を見ようよ!
自分の空間を編集しよう!
リノベーション・・・スケルトンに住み手が参画する、編集する には
まずはスケルトンの空間の準備(日本には不足) と参画をサポートするツール(建築家によるコンサルティング、助言)が必要 〜 馬場さんが試みていることです。たとえばこちらのR不動産toolbox。
そしてサイン会へ








馬場さんによると大阪は幸か不幸か空室が多く、そんな空室を抱える大阪市住まい公社はノリのいい供給者だそうです。自由にできる余地のある、自分の住まいを自ら編集できるチャンスが多いということです。大阪市住まい公社の今後にさらに期待しましょう。

今回大変お世話になった川幡さん。このイベントの仕掛人です。実は私中川の大学同期(しかし何故か小中学校の後輩)。私と違い学生時代から優秀で優秀でパワフルな方です。
馬場さんのお話で
『共用リビングでプライベートとパブリックの調節をし、プライバシーも保てコミュニティも生まれるシェアハウスの可能性』
『おいしい飲食店がエリアを変える』
が印象に残っています。
馬場さんの著書を拝見すると、住まいやオフィスの中身だけでなく、街そのものを住みやすく楽しい空間に変えていこうとされているのがわかります。
今回は時間が無く街についてはお話しいただけませんでしたので、9/21開催の8時間耐久トークショーではじっくりとお伺いしたいと思います。ご興味のある方は長丁場ですがぜひご参加ください。贅沢ではありませんがまともなフードをご用意してお待ちしております。詳細はこちら。