July 26, 2012
【BOOKS】物物
現在、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で「ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー」展が開催中です。
もし見に行ったなら、もう一つ見逃せない展示があります。
それが同時開催の「物物」展!
猪熊弦一郎のコレクションからスタイリスト岡尾美代子が選び、ホンマタカシが撮影。
その書籍が入荷いたしました。税込2940円
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画家・猪熊弦一郎(1902-93)は、著書『画家のおもちゃ箱』(文化出版局1984年発行)でも知られるとおり、自分の嗜好に触れるものをいつも身近に置いて、暮らしや仕事の糧としていました。高価なアンティークも生活雑貨も、道で拾った小さな欠片でさえも、猪熊にとっては区別なくその一つ一つが「良き友」であり「恋人」であったのです。現在、これらの膨大な数の収集品は丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に収蔵されています。
今回、新たにこれらのコレクションのなかから、スタイリスト・岡尾美代子が100点余りを丁寧に選び抜き、写真家・ホンマタカシが一つ一つ撮影しました。見開きに、写真一点と撮影時に交わされた二人の会話を収録しています。また、巻末には小説家・堀江敏幸のエッセイを収録し、デザインと編集はアートディレクター・菊地敦己が担当しました。本書『物物』は、それぞれの視点によって瑞々しい魅力を発見された「もの」たちを、じっくりと味わえる一冊となっています。
A5判
224ページ
フルカラー
ハードカバー
1Fで「ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー」展の図録とともに展開中です。