August 01, 2012
【EVENT】新潮社 present !柴田元幸さん朗読会、再び。またまた感動の嵐!

昨年9月以来2回目、柴田元幸さんの朗読会を開催いたしました。
今回は新潮社『ブルックリン・フォリーズ』『トム・ソーヤーの冒険』刊行記念!と題しまして、新潮社さんにご協力頂きました。
編集の森田さん、営業の古澤さん、おおきに!
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ご参加いただきました93名のみなさま、ありがとございました!

今回はプロジェクターを使って、オースターの子どもの頃の写真や柴田さんと一緒に写っている若い頃の写真なんかもご紹介いただきました。
ブルックリンは今やNYの文化の中心です。最近の雑誌の特集もブルックリンばかり。柴田さんから見ても街としてのバランスがよく、多様性が保たれうまくいってるエリアだそうです。最近は家賃が高くなり、クィーンズに移る人も。どんどん新しい街が若い人によって開拓されていく。以前は大阪ミナミの地もそうだったのですが…なんとかせねばなりません。

朗読はポール・オースターの未訳「Winter Journal」でスタート。

朗読2つめはマーク・トウェイン、1870年くらいの作品でトム・ソーヤー、ハックルベリィ・フィン以前の『私の農業新聞作り体験記』。訳したてのほやほやでした。柴田さんの表現では『アホらしい』お話。大爆笑でした。 『アホらしい』短編3つが間もなく発売の月刊『新潮』に本邦初訳で掲載されます。お楽しみに!

以前は新潮文庫で『私が農業新聞をいかに編集したか』として出ていました。
それにしても朗読前のそれぞれの作家についての説明がうれしい!マーク・トウェインの話からヘミングウェイ、レイモンド・カーヴァー、レベッカ・ブラウン、ポール・オースターの話へ。そしてまたトウェインの話に。

朗読ラストはオースターの『スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス』(絶版)より 『オーギーレンのクリスマス』

今宵も素晴らしい朗読でした。大満足の大感動!




質疑応答。
訳しにくいジョークはどのように訳すのか?…原文と同じように自然でさりげなくしないといけないので、無理に訳すのは諦めるそうです。
好きな日本作家は?…好きといえる作家はいないそうです。少し解説?吉本バナナはポール・オースターの影響を受けている。村上春樹は読みやすく、す〜っと入ってくる音楽性。
日本の作家をモンキービジネス英語版でどんどん紹介していくそうです。
『ハックルベリィ・フィンの冒険』の訳は綴りの間違いにも意味があったり、子供の自然な語り口が難しいそうですが、みんなが待望しております。
そしてサイン会へ。


今回も長い列が出来ました。




前回も参加していただいた方が結構いらっしゃいました。
残念ながらシャイな柴田さんの写真は今回もなし。
柴田さんにはまたお越しいただきたいと思っています。
今回参加できなかった方はお楽しみに!