July 12, 2012
【BLOGNOYOHAKU】東京国際ブックフェアでの講演
先日恥ずかしながら東京国際ブックフェアで講演して来ました。
タイトルは
『本屋ですが、ベストセラーはおいてません。〜本屋は本屋であるべきなのか〜』
なんかわかったようなわからんようなタイトルですが、
帰阪後伺うと96名も聴いて下さったそうで、
申し訳ないというか、なんというか・・・。
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タイトルは
『本屋ですが、ベストセラーはおいてません。〜本屋は本屋であるべきなのか〜』
なんかわかったようなわからんようなタイトルですが、
帰阪後伺うと96名も聴いて下さったそうで、
申し訳ないというか、なんというか・・・。
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自分たちの
やりたいことをやりたい。
好きなことをやりたい。
嫌なことはやりたくない。
というようなお話をしました。
子供のようなことを言ってるようですが、もちろんこちら側の主張を一方的に押し付けるわけではありません。お客様の反応を見て修正すべき点は修正しています（つもりです）。ただ自分たちが気に入ったものを店頭に並べてオススメするのが本来の姿でしょうし、ススメル方も気合が入ります。
企業規模が大きくなると、どうも違う方向に向かうこともあるようです。
大きいことはいいことなのか？という疑問が常に頭のどこかに引っかかっています。
食品の成分表示を見たら食欲がなくる事がほとんどです。一応国で認められている成分なんでしょうが・・・。ソーセージのホンモノは『パキッ』と音を立てては割れません。ピュアなソーセージでは絶対になりません。スタンダードブックストアのホットドッグに使っているソーセージは四国でつくっている完全無添加オリジナル、ホンモノです。だから『パキッ』と鳴りません。ジューシーです。スタンダードブックストアのカフェで使っているものすべてが無添加ではありませんが、自分が食べたくないものを提供したくはないと思っています。
大企業になれば多くの従業員を養うために面白くないものも作らねばならないのかもしれません。
出版でも編集者は本当に作りたいものをつくっているのでしょうか？
部数を増やすために当初の企画から角を取り、
万人受けを狙っておんなじようなものができていないでしょうか？
買う人がいるからと言われればそれまでですが・・・。
少部数しか売れそうにないけれど、作りたいという方が少なからずいます。zine、リトルプレス、呼び名は何でもいいのですが、販売するルートを持っていないので発行に踏み切れません。まずは数百を売るルート、ネットワークができないものか？とよく考えます。今回ブックフェアで価値観が近い、九州の二つの書店さんと知り合いました。福岡のブックスキューブリック・大井さん、熊本の長崎書店・長��さん。今後何かとご一緒して、ネットワークづくりができるような気がしています。別に本屋以外でもネットワークはできます。カフェ、服屋、散髪屋、居酒屋等何でもオッケーです。
長��さん（左）と大井さん。大井さんは上京の予定がなかったのに、わざわざ来て下さいました。
本屋は誰もが気軽に使える素晴らしい小売業です。なにも買う気がないのにふらっと立ち寄れ、何も買わなくてもほとんどなんの罪の意識を感じることなく出て行くことができます。この気楽さをもっと有効に使う方法があるように思っています。本屋はもっと外からいろんなものを受け入れるべきです。たくさん『すき間』を作り、他人が関わりやすく、参加しやすくする必要があります。既得権を守っているばかりでは（そう見えてしまいます）何の進歩もなく、社会から置いてけぼりをくらいます。自ら開いて、積極的に異分子を受け入れて新しいモノを創造せねばなrません。本を並べているだけで『文化の発信基地』を標榜するのはどうもおかしい。お客様の要望を少し先取りし、お客様に参加していただき、お客様とともに店作りをしていきたいと考えています。本屋は街に不可欠な装置になれるはずなのです。
性懲りもなく今日も講演・・・。
やりたいことをやりたい。
好きなことをやりたい。
嫌なことはやりたくない。
というようなお話をしました。
子供のようなことを言ってるようですが、もちろんこちら側の主張を一方的に押し付けるわけではありません。お客様の反応を見て修正すべき点は修正しています（つもりです）。ただ自分たちが気に入ったものを店頭に並べてオススメするのが本来の姿でしょうし、ススメル方も気合が入ります。
企業規模が大きくなると、どうも違う方向に向かうこともあるようです。
大きいことはいいことなのか？という疑問が常に頭のどこかに引っかかっています。
食品の成分表示を見たら食欲がなくる事がほとんどです。一応国で認められている成分なんでしょうが・・・。ソーセージのホンモノは『パキッ』と音を立てては割れません。ピュアなソーセージでは絶対になりません。スタンダードブックストアのホットドッグに使っているソーセージは四国でつくっている完全無添加オリジナル、ホンモノです。だから『パキッ』と鳴りません。ジューシーです。スタンダードブックストアのカフェで使っているものすべてが無添加ではありませんが、自分が食べたくないものを提供したくはないと思っています。
大企業になれば多くの従業員を養うために面白くないものも作らねばならないのかもしれません。
出版でも編集者は本当に作りたいものをつくっているのでしょうか？
部数を増やすために当初の企画から角を取り、
万人受けを狙っておんなじようなものができていないでしょうか？
買う人がいるからと言われればそれまでですが・・・。
少部数しか売れそうにないけれど、作りたいという方が少なからずいます。zine、リトルプレス、呼び名は何でもいいのですが、販売するルートを持っていないので発行に踏み切れません。まずは数百を売るルート、ネットワークができないものか？とよく考えます。今回ブックフェアで価値観が近い、九州の二つの書店さんと知り合いました。福岡のブックスキューブリック・大井さん、熊本の長崎書店・長��さん。今後何かとご一緒して、ネットワークづくりができるような気がしています。別に本屋以外でもネットワークはできます。カフェ、服屋、散髪屋、居酒屋等何でもオッケーです。
長��さん（左）と大井さん。大井さんは上京の予定がなかったのに、わざわざ来て下さいました。
本屋は誰もが気軽に使える素晴らしい小売業です。なにも買う気がないのにふらっと立ち寄れ、何も買わなくてもほとんどなんの罪の意識を感じることなく出て行くことができます。この気楽さをもっと有効に使う方法があるように思っています。本屋はもっと外からいろんなものを受け入れるべきです。たくさん『すき間』を作り、他人が関わりやすく、参加しやすくする必要があります。既得権を守っているばかりでは（そう見えてしまいます）何の進歩もなく、社会から置いてけぼりをくらいます。自ら開いて、積極的に異分子を受け入れて新しいモノを創造せねばなrません。本を並べているだけで『文化の発信基地』を標榜するのはどうもおかしい。お客様の要望を少し先取りし、お客様に参加していただき、お客様とともに店作りをしていきたいと考えています。本屋は街に不可欠な装置になれるはずなのです。
性懲りもなく今日も講演・・・。
