October 19, 2011
【BOOK】高山ふとんシネマ
料理家であり、素晴らしいエッセイストとしても活躍する高山なおみさんの新作を入荷しています。
ブックデザインは有山達也+岩渕恵子、イラストは高橋かおりさんによるもの。ほがらかに日々の流れを描いた文章にぴったりと寄り添うような丁寧な本書。お勧めの新入荷です。
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読んだ本、ぽつぽつと繋いだり騒がしく話した会話、観た映画、眺めた風景、ふと耳にした音や唄。そんなふうに日常を静かに彩るあれこれを、高山さんが気の効いたエッセンスで綴ります。もちろんその時々のできごとにインスピレーションを受けたレシピ付き！作って、食べながら、また読むのも面白いですね。
わたくしも、えらそうにコ難しい本ばかり読んで疲れると、ふいに高山さんの本を手に取ることがしばしば。あたたかい風呂に入ったような気持ちになれる一冊です。
幻冬舎のWEBマガジンにて大好評を博した連載の、待望の単行本化です。ぜひ。
「高山ふとんシネマ」
高山なおみ(著)
幻冬舎
1,300円＋税
ちなみに当店の高山さんの著書いちばんのロングセラーはこちら。まだ"さなぎ"だったころの高山さんの、東京で抱いた淡く揺れる心情をやさしい指でありありとなぞった名エッセイです。あとがきはクラムボンの原田郁子さん。ハナレグミ・永積氏はこれを読んでアルバムに「帰ってから、歌いたくなってもいいようにと思ったのだ。」と名づけたそう。
「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。」
高山なおみ(著)
文春文庫
714円＋税
BF／料理の棚
