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内容：発売後、瞬く間にソールドアウトとなった前作『King of Vitage Vol.1: Heller’s Cafe』に続く今回の続編では、世界ナンバー１の古着ディーラーとして不動の地位を築きつつあるラリー・マックコイン氏（『Heller’s Cafe』オーナー）のコレクションを再び丸ごと一冊、大フィーチャーいたします。主に第二次世界大戦前に労働者に向けて販売されたオーバーオール・ユニフォームを筆頭に、1900 年代~1940 年代のプリミティブなデザインかつ質実剛健な製造過程に裏付けされたスポーツ＆アウトドア・ファッション、そして古着ファンに根強い人気を誇るモーターサイクル・ファッションまで、トータル176 ページの中に218 点の“激レア・アイテム”がぎっしり詰め込まれています。ヴィンテージ・デザインの面白さをよりディープに探ることで、古着ファンのみならず、幅広いデザイナー関係者に向けて制作された“ヴィンテージ・バイブル”の再登場です。

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田中凛太郎さんのプレスリリースが届きましたのでご覧下さい。

拝啓
2011 年3 月11 日に発生した東日本大震災では、東北地方を中心に壊滅的な被害をもたらしました。混乱の日々から5 ヶ月が経ち、だいぶ世の中が落ち着いてきたようにも思えますが、日本経済の再編にはまだまだ時間がかかりそうです。被災された方々に改めて心よりお見舞いを申し上げると共に、日本全体の一日も早い復興を祈らずにはいられません。
さて、今年2 月にロサンジェルスで開催された『Inspiration 2011』では第一回目同様に、世界中から集まった2500人の古着ファンと共に素晴らしい2日間をクイーンメリー号で過すことができました。既に第3 回『Inspiration 2012』は来年2 月10~11 日に再びクイーンメリー号にて開催することで決定しております。この秋からその準備に追われそうですが、再び世界中の古着ファンの方々にお会いできることが今から楽しみです。
同時にこの春から発売と同時に瞬く間にソールドアウトとなった『King of Vintage Vol.1:Heller’sCafe』の続編製作にも入りました。この数ヶ月間はシアトルから極上のヴィンテージ品がぎっしり詰まった“お宝箱”がFEDEX 経由で頻繁に私の事務所に届くようになり、今回の続編も自然な流れの中でスタートした企画と言えるでしょう。
本新作では前回同様、世界ナンバー1 の古着ディーラーとして有名なラリー・マックコイン氏（『Heller’s Cafe』オーナー）のコレクションを丸ごと一冊、大フィーチャーいたします。近年世界中のヴィンテージファンがよりディープでマニアックな世界に向かっているトレンドも加味し、今回は第一次世界大戦前後（1900 年代~1920 年代）のアイテムを中心にたっぷりと“ヴィンテージの核心”を特集しました。幸いにも前作以上にレアなアイテムが計218 点も集まり、しかも価格を同設定にしたまま176 ページ（前作は160 ページ）に増ページする結果となりました。
今回はファンの要望に応えて、全体の50%以上をジーンズなどのワークウェアで占めております。
恐らく過去にここまで古いアイテムが紹介されたことは世界的にも初めてではないでしょうか。他にもアウトドア・ファッション、スポーツ・ユニフォーム、ミリタリー、そして私の大好きなモーターサイクル・ファッションにおいても、相変わらずラリー氏のクオリティーは度肝を抜かされるレベルに達しております。古着マニアのみならず、広くファッション・ファンの方々にもたっぷり喜んで頂ける内容に仕上がったと自負しております。果たして世界最強の『ラリーコレクション』に田中凛太郎がどのような“編集マジック”（!?）を加えたかも合わせてご期待下さい。
現在は同時進行で『My Freedamn! 10: 1980s New Wave Rock Fashions』の取材が続いております。この本は同シリーズの“完結編”として悔いのない内容を目指しており、ついにトータル掲載アイテム数が1000 点を越えることになりそうです。またスペシャル・バージョンも検討しており、発売は来年の春を予定しております。こちらもどうぞご期待ください！
インターネットの普及とグローバル経済の波によって、時代は激しく変化しております。しかし私自身は自分の本を読んでくださるファンがいる限り、より良い本を作り続けることを目指しながら今後も粘り強く自費出版を続けてゆく所存です。田中凛太郎が｢しつこい奴！｣であることをなにとぞご理解の上、今度とも皆様の更なるご協力を心よりお願い申し上げます。
取り急ぎ、さらに充実した夏をお過ごしの上、日本の美しい良い秋をお迎えください。
敬具
田中凛太郎

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My Freedamn!が次号の10号で完結となるのは残念ですが、その後の展開も含め、来年春のスぺシャル・バージョンを楽しみにしましょう。