May 13, 2011
【BOOK】 「90年代、ふたたび」

一階カルチャーコーナーで「90年代、ふたたび」と題して1990年代フェア開催中です!写真は90年代といえばこの人、岡崎京子の代表作「リバーズ・エッジ」!実は最近まであまりまともに読んだことが無くて、何気なく買ってみたらあまりの衝撃に一気に90年代モードに突入しました。この表紙の少年の顔が全てを物語っております。
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何かと言えば当店の書棚に出現する村上龍氏が援助交際と女子高生というテーマに挑んだ「ラブ&ポップ」。テーマもモロに90年代の傑作です。「エヴァ」の庵野監督が映画化したというのもなにか象徴的なものを感じます。

こちらは宮台真司氏の「終わりなき日常を生きろ―オウム完全克服マニュアル」.。気鋭の社会学者が90年代を象徴する事件を通して当時の社会構造をえぐり出しております。90年代を見つめなおすにはまさにうってつけの一冊。
今年に入って何故か90年代関連の本を読む機会が多くて、勝手に90年代見直し期に入っていたのですが、これは何かあるに違いないと思い、店長のM氏に相談してみたところノリノリだったので今回のフェア開催へと至りました。
90年代といえば何かと暗いニュースも多く、コンテンツも基本的に暗い・・・。「暗い」といえば簡単ですが、みんなどこか切羽詰っているというか、どうしようもない閉塞感が伝わってくる作品が多いです。しかしそれがコンテンツに悪い影響を与えているかと言われれば全く逆の話で、そんな状況でしか生まれ得ないものも確かにあるのです。
10年以上の時間が過ぎた2011年の今こそ、改めて時代を見つめ直すいい時期なのではないでしょうか。
他にもあんな本やこんな本が揃っておりますので是非店頭でご確認下さい。現在も増殖中!