May 11, 2011
【BOOK】OUR NEW LITERARY LANDMARK
"OUR NEW LITERARY LANDMARK"というコーナーを作り、看板を出しました。古典から現代まで、国内海外問わず、読書の入り口になるような新しい「金字塔」を集めています。肩の凝るような立派なセレクションではなく、休日の朝や寝る前の読書にぴったりのものばかりだと思います。海外文学は今まで敬遠していた方や読みたい本が決まらない方、ちょっとした贈り物のお探しも大歓迎です。ただ、実は「スタンダードブックストアの考えた」とありますが、というか「担当者が考えた」金字塔です。
少しずつ流動的に変化していけば良いな、なんて思っているのですが。中身を少しご紹介します。
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南アフリカ出身、現在はオーストラリア在住のノーベル賞作家・クッツェー「マイケルK」。個人的に、世界で一番好きな作家のひとりです。
イギリスから、エリザベス・ボウエンなどもお薦めできればと思い、選んでいます。静謐な暮らしの中から小さな軋みが聴こえる様な、都市生活者に向けた文学では。小池昌代さんの帯が良い味です。
小池昌代さんの川端賞受賞作「タタド」。最近雨が多いですが、そんな日にぴったりの一冊です。ちなみに日本からは殆ど女性作家を選んでいます。
こちらは不朽の名作、サリンジャーから「フラニーとゾーイー」も。最後を飾る、ゾーイーの大演説はアメリカ文学史に燦然と輝く名場面だとぼくは勝手に思っています。隣のリディア・ディヴィスは女性のお客様がよく買っていかれます。岸本佐知子さんの翻訳も素晴らしい、ベッドサイドなんかで読むのにぴったりの本当に素敵な一冊ですよ。
まだまだ増えます。今度はまた中南米あたりの作家も増やしていこうと思っています。どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。
BF/文芸の棚