October 12, 2010

【BOOK】『属性 / 佐藤雅彦』

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東京・21_21 DESIGN SIGHTにて開催中の企画展「佐藤雅彦ディレクション"これも自分と認めざるをえない”展」がなにかと話題。いままでに見たことのない展示が行われているみたいで評判がすごくいいです。「見る」とか「展覧会」というのではなく、アトラクションに近い感覚で楽しく学べるらしい。まぁ行ってないので何とも言えないんですが、気になる方は図録『属性』(求龍堂)をご覧ください。すぐに興味が沸きました。

佐藤雅彦さんは「ピタゴラスイッチ」とか「だんご3兄弟」とか「バザールでござ〜る」などの生みの親。

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『属性/佐藤雅彦』
佐藤雅彦ディレクション「“これも自分と認めざるをえない”展」の開催にあたり、展覧会のテーマである「属性」について書かれた1冊。


【属性】とは、

1. その本体が備えている固有の性質・特徴(『大辞林』より)

例えば、あなたの身体的属性には、身長・体重・皮膚・髪の色・血液型・性別・年齢・体躯・顔つき・声など、限りない項目が挙げられる。

また、社会的属性には、名前・国籍・住所・職業・所属・地位・人間関係など。癖や持ち物なども、あなたの属性に含まれます。

この展覧会では、現在、あなたの属性が、あなたの知らないうちに、社会にどのように扱われているのか、さらには、あなたも意識していない、あなたのどんな属性がこれから社会に認識されていくのかを、作品を通じて知ることができます。そして、単なる技術展示にとどまらず、作品化することによって、属性の未来を可能性だけでなく危険性も含めて鑑賞してもらうことを目的のひとつとしています。(公式サイトより抜粋)





展覧会の図録でもあるこの『属性』ですが、会場で展示できなかった作品やワークショップ、対談、短編小説まで収録。大竹伸朗さんの作品が収録されていたり、爆笑問題の太田光さんとの手紙が載っていたり。

佐藤さんならではの発想で、「属性」という馴染みの無い言葉を見事に作品化しています。どれも、非常に面白く興味深い体験型の作品です。

巻末には、爆笑問題・太田さんとの対談も掲載。この対談は本書でしか読めませんのでなかなか貴重なものかと。装丁もこだわってます。

東京まではなかなか行けないって方は、自分自身の認めざるをえない「属性」を本書でぜひ体験してみてください。

出版社:求龍堂
定価:2、415yen(税込)

『美術手帖 2010年10月号』(¥1,600-)の特集も佐藤雅彦さんです!こちらも面白かったのでオススメ!

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