September 29, 2010
【BOOK】うまくて酔わせる・・
「さよならを言うのは少しの間、死ぬことだ」
かっけぇぇぇぇー。
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というわけで、「ロング・グッドバイ」です。昔は「長いお別れ」として知られていました。私なんぞは、この「長いお別れ」(こっちのほうがかっこいいですよね)清水俊二さん訳で慣れ親しんできました。
村上春樹さんがチャンドラーを訳すると最初きいたときは!??、という感じでした。でも実はこの「長いお別れ」には相当の思い入れがあるようでして、「グレート・ギャツビー」(フィッツジェラルド)と並び、最も愛する本のひとつのようですね。
この本はとにかく「カッコイイ」のです。「うまい作家は山ほどいるが、うまくて酔わせる作家は少ない」といわれております。
「テリー・レノックスとの最初の出会いは、〈ダンサーズ〉のテラスの外だった。ロールズロイス・シルバー・レイスの車中で、彼は酔いつぶれていた……」
私立探偵フィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には哀しくも奥深い真相が隠されていた……大都会の孤独と死、愛と友情を謳いあげた永遠の名作が、村上春樹の翻訳により鮮やかに甦る。と紹介されています。
「ギムレットには早すぎる」など、名ゼリフがいっぱい。
しかし・・私はこの村上版「ロング・グッドバイ」を読んでいないのです。それは清水俊二さんの、親しんだ訳版の印象があまりに強いからなのです。
村上版と清水版を比べてみるのも一興、かも知れませんが。しかし、表紙は村上版(単行本、2番目の赤いヤツ)が圧倒的によい。デザインは私の好きなチップ・キッドさんです。それに比べて文庫版(最初の画像)の味気ないこと・・・
「ロング・グッドバイ」村上春樹 訳 早川文庫 絶賛発売中です。
そろそろ映画「ノルウェイの森」も情報がチラホラ出てきてるみたいですね。どうなることやら・・