May 05, 2010

【BOOK】さらば本よ!幻影たちもまた死を猶予してはもらえない

池澤夏樹個人編集 河出世界文学全集最新刊
ナボコフ 「賜物」

「作家は、自分がいかにして作家になったかを小説の中で書くことがある。ロシアからの亡命青年ナボコフは、作家になるという運命を選びとり、そこから生じる苦労を神からの賜物として引き受けた。文学は充分その苦労に値するのだ」by 池澤夏樹

20世紀を代表する作家ナボコフ。作家生活後半は、アメリカに亡命し、英語で作品を発表した(その代表作がロリータ)ナボコフといえば、キューブリックが映画化した「ロリータ」が有名だ。けして読みやすいとは言えないが、この「賜物」は彼がロシア語作家としての実力を駆使してつくりあげた最高傑作。原典からの初の邦訳が観光された。いぜんでていたものは英語版の翻訳らしい。(間違っていたらご指摘ください)

またこの本は翻訳者の沼野充義氏の解説と年譜が詳細で、ナボコフを読もうとおもっている方にはおすすめ。

 付記 この全集、次回の「ブリキの太鼓」で第2シリーズが完結するのだが、第3シリーズ6点の刊行が決定。その中にはコンラッドの「ロード・ジム」も入っている!

ナボコフ「賜物」 ¥2730 です。

ちなみに冒頭の言葉の意味は読まないとわからないようです・・・



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