April 24, 2010
【BOOK】沖縄好きの方も、岡本太郎好きの方も。
「沖縄文化論」―忘れられた日本 岡本太郎 著
もう四月も終わりに近づいていますがなかなか暖かくなりません。
が、夏にはまたあの猛暑がやってくるのでしょう。
沖縄旅行/放浪をご予定の方も多いのではないでしょうか。
僕もよく「沖縄の本ありませんか」と聞かれます。
行く前の予習にもう少し時間を掛けて、こんな本もいかがでしょうか。
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書き出しが柳田国男氏の「山の人生」の引用から始まる、民俗学的な色の濃い一冊です。
古代日本的な思想と独自の文化を混在させた観念の中で、長い時間をかけて築きあげられた"沖縄"という土地。
存在する様々な信仰の中でとりわけ興味深いのは、原始宗教的な古神道における女性司祭「のろ(祝女)」について。
そこでシャーマニズムにおける司祭の役割を果たす彼女らの持つ独自の信仰心について、岡本太郎氏のこれまた独自の視点からの考察は、仕事中にも関わらずついつい熟読しそうになってしまいます。
沖縄に行く皆様、もちろん行かない皆様も、古神道、道祖神信仰、シャーマニズムなど、沖縄のそういったプリミティヴなバックグラウンドを学ぶにはぜひともな一冊です。
苛酷な歴史をありありと描きながらも、氏の独特の語り口で書かれた読みやすい一冊でもあるのではないでしょうか。毎日出版文化賞を受賞した名著です。
ぜひとも、旅のお供に。
*「沖縄文化論」―忘れられた日本 岡本太郎 著
中公文庫 ¥686+税
BF旅行書の沖縄コーナーにて取り扱っております
古代日本的な思想と独自の文化を混在させた観念の中で、長い時間をかけて築きあげられた"沖縄"という土地。
存在する様々な信仰の中でとりわけ興味深いのは、原始宗教的な古神道における女性司祭「のろ(祝女)」について。
そこでシャーマニズムにおける司祭の役割を果たす彼女らの持つ独自の信仰心について、岡本太郎氏のこれまた独自の視点からの考察は、仕事中にも関わらずついつい熟読しそうになってしまいます。
沖縄に行く皆様、もちろん行かない皆様も、古神道、道祖神信仰、シャーマニズムなど、沖縄のそういったプリミティヴなバックグラウンドを学ぶにはぜひともな一冊です。
苛酷な歴史をありありと描きながらも、氏の独特の語り口で書かれた読みやすい一冊でもあるのではないでしょうか。毎日出版文化賞を受賞した名著です。
ぜひとも、旅のお供に。
*「沖縄文化論」―忘れられた日本 岡本太郎 著
中公文庫 ¥686+税
BF旅行書の沖縄コーナーにて取り扱っております