February 25, 2010

【BOOK】京都の闇がのしかかる

41W6L-Ux4WL__SL500_AA240_ 京都には魔物がいる・・これを読んでそう思った。今、大人気の森見さん。この本は森見さんの他の本と少し違っておどろおどろしい(らしい)。といっても私はこの本しか読んでいないのですが・・

この世ならぬものは、日常生活のすぐ隣にある・・ぽっかりと、口を開けてあなたを待っている。あるいは遠い積み重なった時間のすきまからやってくる・・

本書はいわゆるホラーではない。はっきりした結末や、落ちや、どんでんがえしや、カタルシスとは無縁の本である。

本書にはイタチの姿をして「魔」が出てくる。私にはこんな経験があります。夜中に家の前でタバコをすっていたら、向かいの雨どいからイタチが出、こちらに気づかずに私の方へひょこひょこきたのです。私がわざと急にたちあがったらイタチが腰を抜かさんばかりにおどろいて逃げ去りました。数メートルはなれたドラム缶の陰でたちどまり、こちらにむいて「ギギギギ」と歯をむいてうなったのです。

「きつねのはなし」をこれより先に読んでいたらわたしが腰を抜かしていたでしょう。
ちなみにわたしは大阪市民です by
「残念な」店長

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