February 10, 2010

【BOOK】圧倒的ボリュームの文学最前線 vol.3出た。

早稲田大学文学会、編集、発行の雑誌、というか596ページの立派な書籍といってよいかと思いますが、「早稲田文学vol.3 が入荷しました。特集は
「2010年の小説」作家陣は村田沙耶香 小野正嗣 古川日出男 黒谷渉 木下古栗 松田青子 中村文則さんたち。
「コドモと/の/に/文学 」斎藤環 伊藤剛さんたち。
「第23回早稲田文学新人賞発表 選考委員・東浩紀」
「現代の小説などをめぐって」と題された文字メディアの最前線を斬る批評集。

小説空間のモダニティ――(1)大岡昇平の「東京タワー」
石川義正

福本和夫とマルクスのロボットたち――日本人の条件(3)
大杉重男

美しい物語とただの美しさ――『1Q84』と『ヘヴン』を通じて見る世界
武田将明

メタフィクション批判宣言――鹿島田真希論
中沢忠之

泣く女、透ける男――中上健次「蝸牛」をめぐって
古谷利裕

『石に泳ぐ魚』と柳美里
神山修一

フィクションの「真実」はどこにあるか――キャラクター小説と1968年
スガ秀実

空洞地球と永遠回帰――奥泉光小論
石橋正孝

小説に組み込まれた神話――ミシェル・ビュトールの小説におけるジャンルの問題
久保昭博

そして圧倒的ボリュームの翻訳小説
青脂
ウラジーミル・ソローキン【訳・望月哲男・松下隆志】
農耕詩 I
クロード・シモン【訳・芳川泰久】という布陣。

さらに!特別付録として 古川日出男さん本人の朗読による 「聖家族 voice edition」DVDがついてます。といいいましても冒頭で宣言しましたとおり、一部の作家さんを除いてほとんどしらない人ばかり・・・
わたしもこれ読んで勉強します。今、文学および批評界の最前線で起こっていることを知る本「早稲田文学」。アンテナ立ってる人、必読です。

税込み¥1800。その価値あり。

51h9ZfaUNnL__SL500_AA240_ さらに!今回は早稲田文学増刊号として「早稲田文学増刊 U30」も同時発売。誌名通り「30歳以下」の書き手によるもの。「紙とウェブ」、両者またにかけて活動を始めたこの世代の魅力のつまった一冊です。 ¥980 。180ページで大判サイズです。こちらは機会を改めてご紹介したいと思います。 by 「残念な」店長





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