July 15, 2009

【BOOK】魔女狩りからアブダクションまで古今のニセ科学を一網打尽

090713_1913~02 「きみにとってこの世界が、悪霊のいない、光に満ちたものでありますように」 
「悪霊にさいなまれる世界」上巻の冒頭で著者のカール・セーガンが孫のトニオにささげた文章である。
 カール・セーガン(1934〜96)は一般にも世界で最もポピュラーな科学者だろう。1980年は発表の「コスモス」がベストセラーになり、TVシリーズも大ヒット。著書「コンタクト」もジョディー・フォスター主演で映画化された。
 懐疑主義者の顔を持ち、オカルトへの反駁を含む科学評論書『サイエンス・アドベンチャー』『人はなぜエセ科学に騙されるのか』などを著した他、懐疑主義者の団体サイコップの創設メンバーとしても活躍した。彼は科学を「悪霊がさまよう闇の世界を照らすろうそくの光」と表現した。この表現は現在でもしばしば引用される。 
速報など最新情報はTwitterで!

通販ご希望の方はこちら。


通販の一部の商品でクレジットカードが
ご利用頂けるようになりました。 ⇒ こちらから


イベントチケット通販はこちら

090713_1942~01 現代のニセ科学、エセ科学、反理性的な考えに鋭く警鐘をならす1冊である。自分の頭で考え、懐疑の心を持ち続けることの重要性を実例をあげながら説く渾身の作品。
 古代の神話から魔女狩り、UFO、アブダクション、幽霊、心霊、オカルト、陰謀、前世などは古来より人々の価値観に忍び込み、あるいは仮面をつけて私たちの生きる社会を跋扈している。セーガンはこれらだけでなく宗教の領域まで踏み込み(全否定しているわけではない)理性的なものと理性に反するもの。科学で立証できるもの、科学で立証できないもの、立証済みの科学を無価値にしてしまうものを「悪霊」と呼び、これらについて鋭く論じている。

 科学の正しさを説きながら、一方で「科学者たちが考えているより、民衆は賢い」ともいっている。前述の映画「コンタクト」にもこんな場面がある。主人公の女性天文学者(両親を亡くしている)は恋人の宗教学者に「証明できないものはそもそも存在しない」という。
 恋人はこうきりかえす。「君はご両親を愛していたかい?」「もちろん」「それを証明できるかい?」

 本書「悪霊にさいなまれる世界 知の闇を照らす灯としての科学」は以前新潮文庫よりでて、永らく絶版になっていた「人はなぜエセ科学に騙されるのか」上下巻を復刊したものです。今回は早川書房から出ています。BF心理学のコーナーに置いています。

 科学を愛し、信じることは人を、人類を愛するゆえ、憂うゆえ、孫の世代が理不尽な闇に飲み込まれないように。    by S

 

 

standardbookstore at 09:00│Comments (0)clip!BOOK 
★通販★
※BASE通販サイト※

※BASEはコンビニ決済・クレジットカードがご利用頂けます。

・海外雑誌

twitter
Access
〒大阪市天王寺区堀越町8-16 TENNOJI BASE
TEL.06-6796-8933
[acsess]
JR大阪環状線・御堂筋線・谷町線・近鉄線
天王寺駅 徒歩6分


詳しい地図はこちら>>>