May 15, 2009

三ッ寺本屋通信第55号 by std.

■今週の名言■『・・・、自分の能力だけでできるものなんてたいしたものじゃないんだな、・・・』

「サラリーマン合気道」 箭内道彦 幻冬舎


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 十数年から自分は全く進歩していない、といらいらしていた(まだしている)。自分の思い描く結果が出せない。そのうち自分はもうダメなんではないかと考えるようになった。自分が行ってみたい店を作ろう、とスタンダードブックストアを考えた。イメージ通りに再現できないことにいらだった。100%自分色で染めた店にしたかった。ある時ふと他人の力を活用していないな、と思った。なんでも自分でやろうとし過ぎ。そんな時にこの著者の考えに雑誌で出会い、この本を手に取ってみた。脱力という言葉が出てくるが人任せにすることではない。
 人の力を借りようと思えば自分をさらけ出してお願いしなければならない。人に愛されなければならない。そして成功を共有しなければならない。小売店ならそれをお客さんとも共有しなければならない。著者は自分の弱点を生かそうと書いている。だからこの本を読んで元気になりましょう、ではつまらない。人はそれぞれなので自分を大事にし、他人も尊重しようと思える本だ。もう一度周りを見渡してたくさんの共犯関係を作りたい。

■今週の新刊■ 「スペインの宇宙食」 菊地成孔 小学館文庫

21世紀のカリスマ音楽家、文筆家でもあり、サックス奏者である菊地成孔さん。(トークショウありがとうございました)先日の「東京大学のアルバート・アイラー 歴史編/キーワード編」に続き、「スペインの宇宙食」が文庫化!菊地さんの文筆快進撃はここから始まった。文庫化にあたり、単行本未収録作品2編を追加。
 よしもとばなな氏はこういう。「他のなにものも、私を癒すことはなかった。しかし、この本だけが私に力をくれたのだった。」
 そして現在、菊地さんとツアーで周っているピアニストの南博さん。南さんが「鍵盤上のUSA」という最高にカッコいい書名のエッセイを出されました!日本でかせいだ金を首からぶらさげて、青年はヒトリ、JAZZカントリーへ旅立った。タフでハードなアメリカの日々。音楽をする人のみならず、すべての男にささぐ、ガッツあふれる放浪記。
 本のオビにはこうある。「一つの恋愛に勝る音楽理論が、この世に存在するだろうか」と。

■今週のDVD■ このコーナーは今回はお休みです。


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