July 20, 2008

三ッ寺本屋通信 第35号 by std.

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三ッ寺本屋通信
第35号 by std.
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2008年7月4日配信

■今週の名言■
「他人から教えられたことはそこで終ってしまうが、自分の手で学びとったものは君の身につく。そして君を助ける。」
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻』村上春樹著 新潮文庫

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 ご存じ、村上春樹氏の超名作。『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の2つの物語が収録されており、その物語たちがじわじわと混じり合い、そして衝撃のラストへ…。この名言は『世界の終り』に登場する主人公に大事なことを教えてくれる老大佐のことば。この物語には欠かせないこの老人の話は重く、深く考えさせられる。
「自分の手で学びとる」
 こういう言葉に反応するってことは、自分がまだまだ誰かに頼ってしまっているということなのだろうか。ネットで検索をかければ何だってある程度のことはわかるけど、そんな事はすぐに忘れてしまう。結局、わかったフリをしてるだけなのか。パソコンの画面に出た文字なんて、何かのほんの入り口にすぎなくて、その先にある本当の意味を学びとることが大事なんだろうか?
 大佐はこうも言っている。
「――君にとって必要なもの――君はそれをやはりひとつひとつ自分の手で学びとっていかねばならんのだ――」
 いまの自分に深く響いてくることばでした。

■今週の新刊■
『続これ、誰がデザインしたの?』渡部千春著 美術出版社
 あのドコモがとうとう親会社NTTを思わす電話コードのクルクルラインを捨てて、ロゴを一新した(見ました?赤ですよ赤!)今日この頃。デザインウンチクに火をつけた第一弾もまだまだ好調にもかかわらず、第二弾が発売です!!
 ずっと変えられていないデザイン、刷新しくされていくデザイン…新旧の注目デザインがまたまた集まっています。デザインに隠されたエピソードもまた面白い1冊。本当にデザインというものは生活の隅々にまであって、そこで活躍している人がいるんだなあと改めて思います。あなたが今何気なく使っているそれも、誰かの汗と知恵と深夜残業の結晶なのかもしれません。

■今週のニュース■
『関西ルインズ』(石津昌嗣著/東方出版)発売記念写真展7/7-8/6
 産経新聞掲載時より、大阪にゆるく心地よい細波を起こした石津氏の写真コラムが本になりました。日常の中にあまりにも溶け込んでしまって普段は気がつかないような小さな奇跡をルインズ=遺跡と呼んで、それをカメラに大切にしまう石津氏。
 今回の写真展は、本書に掲載された写真のみならず、最初の仕事はダライ・ラマを撮ることだった!という衝撃デビューを飾った石津氏の魅力が十分に味わえる展覧会になりそう!カフェにご自由にお立ち寄りいただき、じっくり見てください。オリジナルグッズも発売予定です。お楽しみに!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。次回は7月18日(金)の予定です。


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