July 31, 2020

【GALLERY】ろくろ舎『オンリー椀』残すところ3日。ギャラリーへの思い入れ

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今日を含めてあと3日で2Fギャラリーでの展示、ろくろ舎の『オンリー椀』が終了する。

まだまだ店の信頼度が低く、正直言って大勢の方にご覧いただいたという感じではないが、私にとっては感慨深い。

ギャラリーって心斎橋では苦い思い出が多かったから。

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『オンリー椀』越前漆器展示受注会  7/17(金)〜 8/2(日)

数種類の型、仕上げから自分好みにカスタムオーダーして自分だけのお椀をお作りいただけます。
ろくろ挽きという伝統的な技術から生み出される漆器は、軽く、肌馴染みの良いもの。 器を手に取る日本ならではの文化から生まれました。漆器の品質の良さ、木地の美しさや製作工程を知ることができる展示を行いますので、ものづくりが好きな方も楽しんでいただける内容です。

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『オンリー椀』は越前漆器のセミオーダー受注会です。

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お越しいただい方とのコミュニケーションは貴重。

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漆器のできる工程。

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以下はBASEというその場でお持ち帰りいただけるシリーズ。

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心斎橋では50坪あるカフェの壁面を7〜10日くらいで1〜2万円くらいで貸し出していた。
基本的に使いたいというお申し出があれば貸し出していた。

今でこそ全国で開催される西野亮廣さんの個展だがスタンダードブックストアでは9年前に開催している(これは飲んでいるときにいい機嫌になって勢いで西野さんにお願いした)。全国からファンが見に来てくれて驚いた。なんせ当時彼は炎上常習犯で嫌われ者だったから(笑)
等々徹夜で展示してへとへとになっても楽しい展示もいくつもあったが、残念なことにちょいちょい問題が発生した。

会期終了が近づくとレンタル料を払わないと言い出す人が数人いた。理由はよくわからない。カフェでイベントを開催することもあるのでその時展示は見ることができなくなる。しかし最初にそれは伝えていたし。

ある時は展示を撤去している際にスタッフに不満をぶちまけ...料金もそんなに高いとは思えないし何が不満なのかわからない...、2万円を1万円にしろと言い出した。理不尽なのは先方なのでスタッフはなんとか支払ってもらおうと必死に対応していた。彼女は私に聞こえると料金が一銭も入らなくなるのもわかっていたから、なんとかいくらかでもしはらってもらおうとしているのもその口調からよくわかった。何とか我慢していた私だが事務所でやり取りを聞いていてついに堪忍袋の緒が切れ『金はいらないからとっとと出ていけ!』と言い放った。スタッフはだから言わんこっちゃないという顔だった。私はそういう輩がいると店が汚れると思ったのでとにかくスタンダードブックストアの空間から出て行ってもらってせいせいしていたが。契約書など交わしていない。普通は先に金をもらうものだと人に言われた。でも基本人対人でやりたいと考えていた。

またある時は地元の写真家が写真展をやりたいと言ってきた。予算は全くない。彼のzineを店で取り扱っていたし応援したかったので無料でいいよと快諾した。作品が売れたら販売価格の一定率をいただく約束で。たくさんの作品だったし、全くレイアウトが決められておらずその場で位置を決めながら展示していったので徹夜作業となった。開店時刻になっても販売価格が決まっていなかったので、なかなか価格を決められない彼にタイムリミットだからと促してようやく決めてもらった。
開店すると彼の友人が何人か展示を観に来てくれた。そして作品を購入してくれることになった。徹夜の甲斐があったとホッとしたのも束の間写真家の口から出てきた言葉に愕然とした。『この分は私から直接販売にしていいですか?』私は耳を疑った。なぜそんなセリフが出てくるのだろう?と思ったが、写真家の顔はさも当然といった感じだった。それはおかしいのではないかと言ったが、彼は困惑した顔をするだけだった。『もういいわ』とても残念な気持ちだった。心斎橋というなかなか地元を感じることができない土地で地元の写真家と気持ちよく共同作業できると思っていたのだが。
写真家は何事が起こったのかと心配する彼の友人に経緯を説明していた。友人が『ここをいくらで借りているの?』と写真家に尋ねた。『ただで』『それは君が悪いわ』というやり取りが聞こえてきたが写真家は改めることはなかった。それ以来彼とは話さないようにしている。彼が何を持ち掛けてきても金輪際私が動くことはない。

そんなこんながあったので基本的にお金をもらって展示することは止めた。


ギャラリー運営は大変だと聞く。
私はギャラリーに関しては全くの素人でなんのノウハウもアテもないが、やる限りはこの部門だけで成立するようにと考えている。道は果てしないけど。

天王寺に移転オープンしたら、ろくろ舎『オンリー椀』を最初にやろうと決めていた。
予想通りそんなに簡単にはいかない。でもどうせやるなら気に入ったのをやろうと決めていたので、これから修正していくことにする。数は少ないが私自身が『オンリー椀』を何人かの方に説明できたことも楽しかったし。少しは漆のことを知ってもらえたと思うし。

『オンリー椀』会期は残り少なくなったし、明日から最後の2日間ろくろ舎代表の酒井くんにお越しいただく予定だったがコロナの影響で彼は来れなくなった(8/1に予定していた福井の酒器で福井の酒を飲む会も中止)。何人かの方には漆、木地についてわからないことは最後に酒井君に聞いてくださいと言ったが叶わぬことになって申し訳なく思うが、良かったら最後にもう一度展示をご覧になって欲しい。

ギャラリーを通じて人と人が結びつくように。

スタンダードブックストア
中川和彦


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