December 20, 2011

リブロポート 20世紀の人間たち AUGUST SANDER 1892-1952

c0140560_12355497「どうしてこのような作品を作ることを思い立ったのか、と私に訊ねる人がいる。見る、観察する、そして考える。これが答えである。写真はわれわれにさまざまな新しい可能性と、絵画とは異なった課題を与えた。われわれは、真実を見ることに耐えることができなばならない。われわれの時代について、そして人間たちについて。」ドイツの写真家アウグスト・ザンダー
ブログでも何度かご紹介しています。
店頭にあるザンダーの写真集は全て洋書。というよりも写真集というかたちでこれまでに和書で出版されたのはおそらくリブロポートの『20世紀の人間たち 1892-1952』だけかと思われます。しかし残念ながら98年にリブロの出版事業であるリブロポートは無くなってしまいました。

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現在この写真集を入手するには中古市場で購入するしか方法はありませんが、中古価格もなかなか高額でして。いつかは手に入れようとは思っていますが。
なぜ今販売されていない写真集をご紹介したかと言いますとこの写真集の冒頭にあるウルリヒ・ケラーのザンダー研究の資料がなかなか良いものでして、ご紹介したいと前々から思っておりました。その研究論文の複写を資料として見ていただけるようにしました。DSC_0007DSC_0009約80ページに及ぶ研究論文は日本語であってもなかなか読みきるのは容易ではありませんが、ドイツ語や英語の研究資料を理解する事とは比較にならないでしょう。
ザンダーと同時代の写真家・ペインター等との比較やザンダー以前・以後におけるポートレイト写真の変化なども詳しく研究されております。写真家の名前で言えばナダール、ポール・ストランド、ダイアン・アーバスなどのポートレイトとの比較。ザンダー自身が写真集から除外した別のカットなども含まれております。
ザンダーの人物分類である機η戚院↓供ο働者、掘ι愎諭↓検身分-職業、后Ψ歃儔函↓此β臈垰圈↓察最後の人びと。この7つの分類を細分化して語られており、ザンダー、そして写真に関しての多角的な視点を与えてくれる研究資料かと思います。
tumblr_ldyygdvBUk1qbwugxo1_500sander_menschen-20jahrhundert在庫あるものでお薦めのザンダーの写真集August Sander - 7 Volume Set  Susanne Lange (著), Gabriele Conrath-Scholl (著) こちらは私の一押しです。Menschen des 20. Jahrhunderts  August Sander (著) もおすすめです。よろしくお願い致します。



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