January 06, 2010

【BOOK】ニューヨークが静かに語り始める

ニューヨークを描く作家といえばポール・オースターの名が浮かぶ。映画「スモーク」。ごらんになった方も多いだろう。見ていない方は幸せである。これからこの感動を味わうことができるのだから。あの原案、脚本を書いたは、オースター。あれはマンハッタンの映画ではなく、ブルックリンが舞台だが、ブルックリンの街や暮らす人々の気質をくっきりと描いた映画であった。(作家役のウィリアム・ハートはオースターの分身だろうか?)

オースター初体験の私は、この本の展開にビックリさせられた。作家にかかってきた一本の電話。これがラストにはこんなに遠くまで主人公を運ぶことになろうとは・・
余韻を残す幕切れである。さて主人公はこのあと・・ 

100104_2004~01 物語は次第に探偵もの風に進んでいくのだが、そこはオースター、一筋縄ではいかない。そもそもこれは事件なのか。中盤以降、探偵小説タッチは薄れ、物語は浮遊しはじめる。そして主人公の自我も・・・つまるところこれは「私とはなにか」という哲学的考察を読むものに突きつける。ゼロになることの快感・・・透明であることの喜び・・とでも言おうか。

翻訳小説としては当店では異例の売れ行きを見せている。柴田元幸さんの訳も快調だ。まあ、オースター好きで知られる柴田さん、というか本人とも親交があり、翻訳にも力が入っただろう。

この本は「ニューヨーク三部作」の第一弾。この本が気にいれば、「幽霊たち」「鍵のかかった部屋」もどうぞ。

「ガラスの街」CITY OF GLASS ポール・オースター PAUL AUSTER
新潮社 ¥1785 です。 by 「残念な」店長

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