August 02, 2009
【洋雑誌】 「CARL'S CARS」＃１
「カールス・カーズ」の創刊号です。「CARL'S CARS」magazineは2002年に創刊され、ノルウェーのオスロで年4回、2月、6月、9月、11月に発行されています。サブタイトルに「a magazine about people」とあり、車雑誌ではあるのですが、車に関わる人にスポットを当てた、とにかく写真が素晴らしい雑誌です。
「CARL'S CARS」のHPには、「car culture with music, fashion, film and design・・・」とあり、とにかく日本の車雑誌コーナーにある雑誌とは全く別物です。
裏表紙は、創刊から最新号のissue25まで全てアパレルブランドの「DIESEL」が買い取っています。
「CARL'S CARS」の発行部数は知りませんが、創刊号には「H&M」、「FILLIPA K」という北欧のブランド2社くらいの広告しか入っていません。見落としてたらすみません。
通販ご希望の方はこちら。
通販の一部の商品でクレジットカードが
ご利用頂けるようになりました。 ⇒ こちらから
イベントチケット通販はこちら
まあ、アパレルブランドの広告しか入っていないということは、車メーカーの広告を頼っていないというか、おそらく取らないようにして自分の好きな車の情報を読者に届けようというスタンスなのではないかと、完全に贔屓目に見ております。
私なんか車にほとんど興味の無い者にも非常に魅力ある内容の雑誌です。何度も言いますが、とにかく写真がいいのです。テキスト（文章）が少なく、ほとんど写真雑誌と言っても過言ではございません。
たぶん、Larry Clark（ラリー・クラーク）の写真が好きな人なんかにはドンピシャッ！とはまるのではないかと大きな声では言いませんがひそかに心の中で思っています。
「Toyota Crown Club of Norway」の記事より。1999年7月21日にノルウェーのTVで放送された「ノルウェー・トヨタ」という番組の中紹介された「ノルウェー・トヨタ・クラウン・クラブ」のことを取り上げています。
メンバーの
Gerd Tonje（mother):I remember the first time we saw a Toyota Crown.
Oh my god,it was huge.I thought the hood was like a dance floor.
Asbjorn（father):And we like to dance.
といったコメントなど1960年代から現地で悪戦苦闘したであろうトヨタの人が見たら泣きそうな記事になっています。
創刊号は、全128ページ（ページナンバーがないので数え間違えてたらすみません）ですが、最新号のissue25は、全160ﾍﾟｰｼﾞを超えており、徐々にヴォリュームが増えています。驚くべきことに最新号は、「DIESEL」はちろん、「MARK JACOBS」「REPLAY」「SAND：PINK LABEL」「BJORNBORG」などのアパレルからなんと「Mercedes-Benz」の広告まで入っています。「ベンツ」の広告が入っているおり、最初に考えていたことと早くも違ってきておりますがそんな小さなこと気にしてはいけません。「ベンツ」の名の由来でもある「Karl Benz」と「Carl's Cars」を掛けた小洒落た広告と思えばなんとか逃げ切れそうな気もします。
右のモノクロームの写真は、Helge Skodvinという読み方もまったくわからないフォトグラファーの写真。「Carl's Cars」に掲載されているほとんどのフォトグラファーの名前は初めて見る人たちです。
ほとんどが初めて知るフォトグラファーの中、唯一知っていたのが、創刊号の表紙も担当しているCraig McDean（クレイグ・マクディーン）。クレイグ・マクディーンは、レース・トラックの近くで育ったそうです。本誌で「Salt Lake story」と題して7カット撮っています。
ジョン・レノンとオノ・ヨーコ。Smash-upで粉々になる、砕けるという意味なんだと知りましたよ。
「Carl's Cars」創刊号のissue1は、税込5,000円でほんとに数人の方にのみ販売しております。
issue1とissue4（税込4,000円）は再入荷はございません。その他の号は全て、税込1,980円です。
