March 04, 2008

三ッ寺本屋通信 第25号 by std.

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三ッ寺本屋通信
第25号 by std.
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2008年2月14日配信

ホームページとブログを統一しました。URLはhttp://www.standardbookstore.com/です。ケータイでは変り映えしませんが、PCをお持ちの方はぜひ一度アクセスを!

■今週の名言■
「失敗に対する罪の意識を覚えた。引退も近い、中年も終わりに差しかかった男として。だがそもそも何から引退するのか。ひとつの寂しさを別の寂しさととり替えるだけだ」
『ヒューマン・ファクター』グレアム・グリーン著 加賀山卓朗訳 ハヤカワepi文庫
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 主人公の62才のイギリス老諜報員カッスルは、何十年もある事件で二重スパイを行っていた。二重スパイの存在が発覚し、内部で身内同士の心理戦が始まる。
 真の裏切りとは、罪とは、何か。本当に打ちひしがれ、苦しみを背負うとき、何を思い、何に向かって祈るのか。何を守るために何を捨てることになるのか。書名に表れているように、恐怖・不安・憎悪・信仰といった人間的要素を追求しつつ、十二分に抑制をきかせた悲劇的状況が織り上げられていく。凡庸のスリラーにあるような派手さや暴力、感傷やどんでん返し、政治色などとは無縁だ。スパイ小説の金字塔と言われても、そんなレッテルすら無用かもしれない。
 カッスルの台詞は、人生の黄昏時にこんなことをかみしめる人生もあるということを教えてくれる。
 やるせなく辛い、まさに「夜に降る雨」のような憂愁をたたえた極上の物語。

■今週の新刊■
『死神の精度』伊坂幸太郎著 文春文庫
 とにかくいつも伊坂幸太郎の台詞や独白はかっこいい。今回もそれは十二分に発揮されていて、ストーリーうんぬんよりもその台詞を吐いている死神を想像するだけで楽しい。死の候補に挙げられた人間のもとへ7日間の調査にやって来る「死神」は、「人間の作ったもので一番素晴らしいものはミュージックで、もっとも醜いものは渋滞だ」と何度も言う。
 映画の公開が近づいているようだけれど、ぜひ映像を目にする前に本書から空想の映像を組み立てて欲しいと思う。映画で言えば『ベルリン天使の詩』(シティ・オブ・エンジェルでもいいけれど)を併せて見るとより一層楽しいと思う。
 死神が見ていようと天使が見ていようと、人間はそんなことは露知らず、明日を疑わず、ただ馬鹿みたいに今日を生きていくんだ。…と、励まされている気分になる一冊!!
 
■今週のニュース■
『板尾日記3』刊行記念!板尾創路さん×梅佳代さんトークショー&握手会
 先だってメール会員の皆さまには号外をお届けしましたが、ここでもご紹介!板尾さんが『板尾日記3』を発売することになり、当店でトークショー&握手会をすることになりました。しかもそのトークのお相手が『うめめ』や『男子』で話題の写真家・梅佳代さん!ブログやミクシィ全盛の今にあって、あえて大学ノートに綴られた父親としての「板尾節」と、小憎たらしい子供を再発見してくれた「梅レンズ」の対談をお見逃しなく!!●日時3月1日(土)13:00-15:00●場所スタンダードブックストア●『板尾日記3』のご予約先着150名様に整理券を配布します。お電話でも予約可06-6484-2239まで。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。次回は2月29日(金)の予定です。


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