August 03, 2007

三ッ寺本屋通信 第10号 by std.

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三ッ寺本屋通信
第10号 by std.
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2007年7月20日配信

おかげさまで第10号!!バックナンバーはWEB(PCのみ)にUPしています。読んでみてくださいね。

■今週の名言■
「それぞれのリズムが響き合うことで世界が形づくられているのなら、オレたちから見れば世界はうたのようかもしれない」
『魔女 第2集』五十嵐大介著 小学館IKKIコミックス
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 主人公の女子高生ひなたは学校の修学旅行費を盗んで手に入れたお金で恋人のユージと船に乗る。その船の上でユージが言う台詞。
 「リズム」というのはもともとギリシャ語で世界を構成する「アトム=原子」の動きを説明する言葉。世界の全てはアトムからできていて、だから何にでもリズムがある。母親と子ども、双子同士、あるいは風景に感動したり、人を好きになったりすることも互いのリズムが響き合っているからかもしれない、とユージは言う。 
 世界が「うた」なら、果たしてどんな「うた」なのだろう?響き合ってばかりではないような気もする。諍いや争いが絶えないのはその証拠…と、考えていたら、あるリズムが頭の中で鳴り出した。
 バリ島には、大人数の男による「チャ」や「ボン」という発声だけで構成されたケチャという人力トランス音楽がある。調があるようでないような声。規律とも混沌とも取れるリズム。声が声に応え、リズムがリズムを生む。嬉しいときには嬉しく、悲しいときには悲しく聴こえる。
 僕たちは自分が響き合えるリズムをごちゃまぜの世界から探すのかもしれない。

■今週の新刊■
『中田英寿 誇り』小松成美著 幻冬舎
 『鼓動』によってイタリア移籍を果たした若き中田英寿像を活き活きと捉えてから、早9年。その続編とも言えるNAKATAドキュメントがこの『誇り』。なぜ、中田はいつも無表情だったのか。なぜ中田はピッチで叫んでばかりいたのか。なぜ、ドイツW杯で日本は勝てなかったのか。なぜ、引退を決めたのか。それが中田本人と彼を支えてきた人々のコメントを通して浮かび上がる。
 ドイツW杯ブラジル戦、カナリア軍団に面白いようにボールを回され、なすすべがなかった日本チームにあって、誰よりも前に後ろに走り回った中田。日本人なら誰もが見ているのが辛かったあの終盤。そして、ホイッスルとともに仰向けに倒れて涙を流した中田。
 次の日テレビで「ブラジルは強いんだから負けたからって泣くこたぁないだろう」と和田アキコが言った。そのときはまだ日本中のほとんどが中田の決意とその涙の理由を知らなかった。
 読めば必ずあのときの熱がよみがえる。そして気がつくだろう。今、アジア杯を戦う日本代表のサッカーに中田が嫌われながら進言したメッセージが活かされていることに。

■今週のニュース■
『手相を観るコツ』開催!!7月24日(火)19時〜
 今、話題の誕生日事典。もう自分の誕生日ページは読みましたか?当店にも置いていますが、やはりみなさん自分がどんな人間なのか、そしてこれからどんな人間になり何を成すのか、ということが気になるようです。
 ならば、手相は外せません。ただの皮膚のしわに何が隠されているのか?日に日に手相が変わっていくというのは本当なのか?手相のしわは脳のしわ?
 自分をもっと知りたいあなたも、自分を変えたいあなたも、手のひらに聞いてみよう。当店で『手相の科学』高峯秀樹著(\1050)を購入の方に招待券プレゼント中!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。次回は8月3日(金)の予定です。


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